先週末のアロマテラピー講習会に欠席されたある方からメールが届いた。
良かった!と胸をなでおろした。体調不良もさることながら業務多忙とのこと。本当に大変なことだ。
自分がやっているから言うわけではないが、終わりのない再発治療を続けながら働くことは、決してたやすいことではない。当然のことながら“私はがんの再発治療中です”という札をぶら下げて甘えられるわけでもなし、一旦職場に入ったら、働けるコンディションを整えていなければならない。だから、自分の体調をセルフコントロールすることは必要最低条件だ。
2人に1人がこの病気になる時代だ。そのうち半分を占めるという働ける年代のがん患者は、今後も大きく減ることはないだろう。その人たちが皆、仕事を辞めてしまったら、ただでさえ超高齢社会でアップアップしているこの国はどうなるのだろう、と思わざるを得ない。
治療は日進月歩、副作用対策も格段に進歩している。だから、今では入院することなく外来で治療をしながら、副作用もかわしつつ普通に働き続けることが出来る。
そのことを是非一人でも多くの方に知って頂きたい、と切に思う。
以前も書いたが、「再発・転移=即、死」では決してない。がんと共存しながら年単位の治療が続くわけだから、当然多大な治療費もかかる。一定期間就労の実績があり、治療日に仕事が休める環境にあるのなら、再発治療が始まった時点で退職を決断してしまってはならない。早まってはいけない、と思う。
もちろん治療を続けながらこれまで通り働くことは、体力的にも辛いと思うこともあるかもしれない。けれど、これまでと全く同じペースでなくてもいいのではないか。少しペースを落とさざるを得ない期間があっても、とにかく継続は力なり、と言いたい。これはある時期、育児時間等をとってペースダウンするお母さんと同じだとは考えられないか。これまで働いた知識と経験を棒に振ることは決して、ない。
自分がどうこう、というわけではない。この後に続く方たちが、この病気になっても、さらには不運にもエンドレスの再発治療をしなければならなくなっても、少しでも長く普通に働き続けられるように、少しでも働きやすくなるように、と願って止まない。
家のこともきちんと出来ていないくせに、働くことにばかり価値を見出しているのはいかがなものか、と言われるかもしれないし、働くことよりもっと大切なことがあるのでは、とおっしゃる方もいるだろう。
けれど私は、働ける限り自分で働いてその対価を得ることは絶対に譲れないな、と改めて思う。
働いていて良かった、働かせて頂けていて本当に良かった、と日々思う。
自分の家以外に、自分の机-自分の居場所、自分を必要としてくれている場所-があることを素直に幸せだと思う。
職を追われずにいる(しがみついているのかもしれないが)自分は、本当に恵まれていると思う。
そして、数年来、治療のための休暇を取り続けている私を働かせてくれている職場に対して、感謝してし過ぎることはない、と思う。
今日も肌寒く、雨模様の一日だった。紫陽花はいよいよその色を美しく変えている。明日は通院日の予定が、会議のため出勤。今週は明後日、木曜日が通院日である。
良かった!と胸をなでおろした。体調不良もさることながら業務多忙とのこと。本当に大変なことだ。
自分がやっているから言うわけではないが、終わりのない再発治療を続けながら働くことは、決してたやすいことではない。当然のことながら“私はがんの再発治療中です”という札をぶら下げて甘えられるわけでもなし、一旦職場に入ったら、働けるコンディションを整えていなければならない。だから、自分の体調をセルフコントロールすることは必要最低条件だ。
2人に1人がこの病気になる時代だ。そのうち半分を占めるという働ける年代のがん患者は、今後も大きく減ることはないだろう。その人たちが皆、仕事を辞めてしまったら、ただでさえ超高齢社会でアップアップしているこの国はどうなるのだろう、と思わざるを得ない。
治療は日進月歩、副作用対策も格段に進歩している。だから、今では入院することなく外来で治療をしながら、副作用もかわしつつ普通に働き続けることが出来る。
そのことを是非一人でも多くの方に知って頂きたい、と切に思う。
以前も書いたが、「再発・転移=即、死」では決してない。がんと共存しながら年単位の治療が続くわけだから、当然多大な治療費もかかる。一定期間就労の実績があり、治療日に仕事が休める環境にあるのなら、再発治療が始まった時点で退職を決断してしまってはならない。早まってはいけない、と思う。
もちろん治療を続けながらこれまで通り働くことは、体力的にも辛いと思うこともあるかもしれない。けれど、これまでと全く同じペースでなくてもいいのではないか。少しペースを落とさざるを得ない期間があっても、とにかく継続は力なり、と言いたい。これはある時期、育児時間等をとってペースダウンするお母さんと同じだとは考えられないか。これまで働いた知識と経験を棒に振ることは決して、ない。
自分がどうこう、というわけではない。この後に続く方たちが、この病気になっても、さらには不運にもエンドレスの再発治療をしなければならなくなっても、少しでも長く普通に働き続けられるように、少しでも働きやすくなるように、と願って止まない。
家のこともきちんと出来ていないくせに、働くことにばかり価値を見出しているのはいかがなものか、と言われるかもしれないし、働くことよりもっと大切なことがあるのでは、とおっしゃる方もいるだろう。
けれど私は、働ける限り自分で働いてその対価を得ることは絶対に譲れないな、と改めて思う。
働いていて良かった、働かせて頂けていて本当に良かった、と日々思う。
自分の家以外に、自分の机-自分の居場所、自分を必要としてくれている場所-があることを素直に幸せだと思う。
職を追われずにいる(しがみついているのかもしれないが)自分は、本当に恵まれていると思う。
そして、数年来、治療のための休暇を取り続けている私を働かせてくれている職場に対して、感謝してし過ぎることはない、と思う。
今日も肌寒く、雨模様の一日だった。紫陽花はいよいよその色を美しく変えている。明日は通院日の予定が、会議のため出勤。今週は明後日、木曜日が通院日である。