2時46分町中にサイレンが鳴り響き、私も作業の手を休めて社員と共に一分間の黙祷を行った
平成23年3月11日未曾有の大災害、三陸沖でM9の巨大地震が起こり、そのあと青森から房総にかけて
10mをゆうに超す超巨大津波がおきて死者行方不明2万数千人の大災害となった
今から74年前の昭和20年3月10日には、天災ではなく人災で10万人の東京市民が亡くなった
今や日本とアメリカが4年近くにわたって太平洋で戦争をしたことなど知らない若者が多くなった
いかに大災害であっても、その記憶は世代が変わる頃には風化してしまう
戦争の抑止力として、こうした爆撃や原爆での悲惨な大殺戮の事実をいつまでもその月日に新聞などで
報道をして国民に訴えて行くことは重要なのだろうが、もう現実的に3月10日の新聞に紙面を割くことは
ほとんどなくなった。
この巨大地震もまた同じように風化していく、拉致問題だって消え去ってしまうかも知れない
いやな記憶は早く忘れてしまいたいのが人間だ、けれども当事者にとってはそうは行かない
だが広島、長崎の記憶だって、若い世代ほど無関心で知らない出来事になっている
それは私の世代に池田屋騒動や西南戦争を思い出せ」というのと同じ事なのだから、仕方が無いかも知れない
だが3月10日、3月11日と連続した日に(年号は違うが)2つの大災害があり、それはどんなことだったのか
位は若者にも知って欲しい、ネットで調べればたちまち様子がわかる、そんなひどい歴史が我々日本人に
降りかかったことがある事を一度は見て欲しい
日本人の事実の歴史なのだから