神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

昭和20年3月10日 平成23年3月11日

2019年03月11日 20時53分27秒 | 昭和という時代

2時46分町中にサイレンが鳴り響き、私も作業の手を休めて社員と共に一分間の黙祷を行った

平成23年3月11日未曾有の大災害、三陸沖でM9の巨大地震が起こり、そのあと青森から房総にかけて

10mをゆうに超す超巨大津波がおきて死者行方不明2万数千人の大災害となった

 

今から74年前の昭和20年3月10日には、天災ではなく人災で10万人の東京市民が亡くなった

今や日本とアメリカが4年近くにわたって太平洋で戦争をしたことなど知らない若者が多くなった

いかに大災害であっても、その記憶は世代が変わる頃には風化してしまう

戦争の抑止力として、こうした爆撃や原爆での悲惨な大殺戮の事実をいつまでもその月日に新聞などで

報道をして国民に訴えて行くことは重要なのだろうが、もう現実的に3月10日の新聞に紙面を割くことは

ほとんどなくなった。

この巨大地震もまた同じように風化していく、拉致問題だって消え去ってしまうかも知れない

いやな記憶は早く忘れてしまいたいのが人間だ、けれども当事者にとってはそうは行かない

だが広島、長崎の記憶だって、若い世代ほど無関心で知らない出来事になっている

それは私の世代に池田屋騒動や西南戦争を思い出せ」というのと同じ事なのだから、仕方が無いかも知れない

だが3月10日、3月11日と連続した日に(年号は違うが)2つの大災害があり、それはどんなことだったのか

位は若者にも知って欲しい、ネットで調べればたちまち様子がわかる、そんなひどい歴史が我々日本人に

降りかかったことがある事を一度は見て欲しい

日本人の事実の歴史なのだから

 

 

 


第三の男

2019年03月11日 12時05分14秒 | 映画/ドラマ/アニメ

たらららら~らら  たらららら~らら  たらら~ら~ら~ら~ら~ら~ら~ら~ら~ら

ご存じ主題歌

私が生まれる一年前の1949年のモノクロ映画

中学生の時買ったソノシート「世界名画音楽全集」の中に「太陽はひとりぼっち」

「ウエストサイド物語」などと一緒に入っていた「第三の男」

映画を見始めて、ソノシートの解説本の写真の人物が主演者でない事に気づいた

見ていくうちに、それが第三の男だったと知る

サスペンス映画、なぜ主人公がアメリカからフランスにまで呼び出されたのかとうとうわからなかった

しかも、仕事を斡旋してくれると言って航空券まで買ってくれた第三の男

到着と同時刻に頼ってきたその男は事故死、行くところが無くなってまたアメリカに戻るしかない

これってどんな意味があるのか?

アリバイ作りでもないし 主人公の重要な役割もこの時点では見えない アメリカに戻ると言って飛行機に乗れば

そこでこの映画はおしまい

そこに都合良く進駐軍の将校や、閑そうな紳士、おまけに犯罪集団のボスまでが声をかけてくる

だんだん事件に巻き込まれていく主人公

そこになくてはならぬ主演女優が登場、主人公は、死んだはずの親友(第三の男)の恋人だった彼女に一目惚れ

この映画も当時のアメリカ映画のおきまりダンディズムを貫いている、でもここでは三枚目

追っても、口説いても、助けても、彼女の気持ちは第三の男から離れない

ラストシーンがその全てを描いて、ダンディ形無しのユーモラスなエンディングシーンになっていて笑える。

音楽はイタリア風で陽気で単調で楽しい、すぐに覚えた。

だけど1940年50年代のアメリカ映画のダンディズム、ほんとにかっこいいね

日本だと中村吉右衛門さんの「鬼平」が男のかっこよさ、アメリカ人と違ったダンディズム、男の色気があるね

なぜか同じ鬼平でも萬屋錦之介や丹波哲郎だと感じないんだよな。