神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

第六感 感がいいというか わりと出会い運が 

2021年08月25日 19時26分17秒 | yottin日記
昨日、鱒ずしを食べたくなって北陸道のSAに買いに行こうと出かけたんだけど
途中ずっと農道を走って写真撮ったり海岸を見に行ったりと、一人走りは気まま
それで途中から高速に乗ってSAによる予定だったんだけど、写真とって車に戻ったら座席シートが一面に茶色になっている「まさか!」とうとうボケてしまった?
ズボンを恐る恐る見たら、太ももの辺りが同じ色で汚れている「ほんとにまさか?」匂いを恐る恐る嗅いでみた
なんと「チョコレート」だ、ドライブのおともにアーモンドチョコを買って食べながら来たのだけど、箱の中にバラになっていて
よそ見しながら片手でつまんでいるうちに何個かシートに落ちてそれをお尻で踏んで温まって溶けてこうなった
一安心したけど、このズボンでSAに寄って買い物する勇気はない、目的も果たせず家路についたのでした

新川の平野は育っていますよ



さて、なぜか外に出て走ると新幹線との交差でよく新幹線が走ってくるのに出会う、30分に一本目の前を通過するのは10数秒だから一回会えばいい方なのに数回会う
そんなに何十回も出ているわけでもないけど会う確率は20%くらいだ
会うたびに「おはよう」とか「いってらっしゃい」とか言う
そのくせ、もっとも新幹線を見たい高架橋の上で出会ったのはたった一回きりだ、確率的にそれが当たり前なんだけど

それはともあれ、今日は午後から時間をつくって20km先の町で法的な事務所を構えるA氏に会いに行こうと考えていた
そこへ行くのは初めてで、電話でいるかどうか確認しようと考えていた、だけど忙しくて電話をする暇がない
銀行で記帳しなければわからない通帳が一冊あって、それは急ぐのでいつも通り事務員に頼もうと思った、でもなぜか自分で行く気になった、珍しい
そしてすぐに車に乗って、いつもは支店へ行くのになぜか本店へ行ってしまった、駐車場で下りたら隣に黒い軽が止まった
下りてきたのはまさか!Aさん? 疑心暗鬼で声をかけず後ろをついて行った
行内へ入っていった、私は玄関先のATMで用が済む、人違いかな?
車に乗ったら、出てきて隣の車に乗った、直接車を叩くのも嫌だし向こうはずっと知らん顔だし
そうだ電話すればいいんだ、電話帳にあるのは確認済み、かけたあ女性が出た
「@@事務所ですか」「はいそうです」
「社長さんいますか?」「今A町へ行きました」「えー? B銀行も行きましたか?」「ええ、行くと思います」
「じゃあホンダの黒の軽ですか?」、もうスタートして駐車場の出口で割り込もうと止まっている、焦った
「いいえグレーですよ」(あれやっぱり違ったか、そんなにタイミングがいいわけないさ)諦めたら
「ああそうだ、今度の車は黒です、そうそう前の車がグレーでした」
あわてて車から出て、まだ公道に出られないでいる車の窓を叩いたら、やっぱりA氏だった
「まさかここで会えるとは、夕方事務所へ伺うつもりでした」
「今、戻ります」と言って駐車場に戻って立ち話になった、聞きたいことがすべて聞けた、手間が省けた
だけどこんな偶然があるものなんだなあ、時間や行き先や、事務員に頼んだらここで会うことはなかった

だけど私はわりとこういう出会い方が多い、以前も書いたが新潟市にいた時、月3日しかない休みに、たまたま会津方面の家に帰る仲間に乗せてもらって
亀田と言う小さな町でおろしてもらってあてもなく駅裏の農道を歩いていたら
川崎市に住んでいる中学高校時代の親友が反対側からこっちに歩いてきたのだ
これって奇跡じゃありませんか? 別に用事もないのにたまたま初めて通る知らない町の細い裏道で新潟市と川崎市に住んでいる親友同士が会うなんて
そいつはこの町に住んでいるWくんに会いに来たのだそうだ、Wくんは東京の大学に行っていて帰省中でこの近くに家があるそうだ
実はそのW君は中学生の時、父親が警官で転勤族、我が家の真裏の官舎に引っ越してきて3年間だけ友達付き合いをした同級生なのだ

ふたたび転勤して以来一度も会っていなかった、まさかこの日此処で三人で再開できるとは、神様の思し召しだったのかな




テレビドラマ「北の国から」考 (3)都会で生きるか田舎で生きるか 

2021年08月25日 06時35分22秒 | 映画/ドラマ/アニメ
北海道に移住して半年、ようやく春になった
紆余曲折があって五郎は純に対する態度を改めてようやく正しい親子関係が戻った、純も明るくなり北海道で暮らす覚悟ができたらしい
東京では令子が体調を崩して入院した、純は五郎の許可を得て5日間母の見舞いに雪子と東京に行った

舞台 北海道の真ん中、富良野から山に入った麓郷(ろくごう)という寒村

黒板五郎= 妻玲子の浮気を許せず北海道に息子の純、娘の蛍を連れて廃屋を直して住み着いた(東京ではGS店員)
純=(主人公) 蛍= 五郎と令子の子供 小学生
令子= 五郎の妻、生まれ育ちは東京、同級生という吉野と不倫する 東京で美容院経営
宮前雪子=令子の妹 東京で妻子ある男にふられて傷心で北海道に来て五郎の家に住む
北村草太=牧場経営の北村清吉の4男 説得されて嫌嫌、牧場を継ぐ つららと結婚しそうだったが雪子に一目惚れしてしまう ボクシングをやっている
つらら=農家の娘で農協店員 草太を見限って札幌で風俗の仕事に入る、田舎娘が風俗界で垢抜けして明るい大人の女になり、会った雪子や純を驚かす
吉野=東京の会社員、令子の同級生?で不倫相手、今は独り身 渋くて男っぽい都会の男、純は反発しながらも吉野に傾倒していく

五郎と令子は法的にはまだ夫婦であり、令子は復活を願い五郎は拒み続けていた、令子の友人の女弁護士(宮本信子)が説得に来たが、子供たちの反発で挫折した
そのうち令子と不倫相手の吉野との関係が復活した、病院は吉野が世話をした、吉野の先輩の親戚の病院だという
雪子は様々な症状や友人の医者などと相談して、この病院が適切な治療をせず病状を軽く見ていると判断して令子に転院を進めた
しかし令子は吉野の立場を考えて転院を拒み続けて怒りだす始末だ

純は東京に半年ぶりにやってきた、仲良しのけいこちゃんに会いに行くと、英語塾へ行ったという
覗きに行くと中ではかっての同級生たちがみんな勉強していて、純よりできなかった友達も英語をペラペラ話していた
純はショックを受けた、北海道の自然の中で過ごす半年の間に完全に学力の差がついてしまった
分校での勉強は涼子先生の自然観察や平等主義で純のようなできる子より、できない子を分からせるほうに重点が置かれた、内容も緩い

翌日、純はけいこちゃんや友達と遊んだ、だがテレビや映画、流行りものの話に全くついていけない、テレビも新聞もない生活では当然だった
唯一、北海道の動物について聞かれた時だけが独壇場でホラも交えてうっぷんを晴らしたがむなしさが残るだけだった
そんなとき、母を奪った吉野が一日純を遊びに連れて行ってくれるという、映画を見ると聞いた時、純は無条件に喜んだ
遊園地にも行き、おいしいものを食べた、純は嫌いなはずの吉野にかっこよさと強さと男らしさを発見してなぜか好きになった
父と比べてみてもあきらかに吉野の方が魅力があった

食事をしながら吉野が純に言った
「おまえは母さんが可哀そうだと思わないか? 二人とも父さんの方に行って不公平だと思わないか、お前は男だろ母さんと一緒にいてやるべきだ」
「でも母さんにはおじさんがいるじゃないですか」
純の反撃に吉野は一瞬唖然とした、そして「それじゃおじさんが母さんをもらっていいんだな」
「もう一緒にいるじゃないですか」
「違う、正式にもらっていいんだなと言っているんだ」
「僕がかあさんと東京で暮らせば、おじさんは来ませんか」
「それはわからん」
「それって卑怯じゃないですか」
「そんなことはない、わからんからわからんと言った」
「卑怯です」
「そんなことはない、分からんのに約束する方がよっぽど卑怯だろ」

純の頭の中はパニックになった、何が正しいのかわからなくなった、母か父か吉野と母はこれからどうなるのか、そして自分は母か父か
純は母との五日間が終わり変えることになったが、母に問われ結局東京に残ることに決めた、だが夜中に心が変わった、翌日の母との約束を破って黙って北海道に帰った

*純の女友達のけいこちゃんは知的で理性的で品の良いお嬢さんだ
パパは外国で仕事をしていて、ママと二人で東京で暮らしている
けいこちゃんは純に東京で母さんと暮らすことを勧める、純の母さんが可哀そうだという、吉野にも同じことを言われた
けいこちゃんのママも同じ考えで純には自分たちの家に来てもらえばいいという、なんなら純の母さんも一緒に住めばいいという
きっとママ友なんだろう、令子は上品だし清潔だし学歴もあるから中流の上らしい生活のけいこちゃんの家庭に溶け込める
純の心はだんだん東京で母と暮らす方に傾いてきて、雪子に相談するが「勝手にすれば」と雪子はつれない、雪子は北海道で生活するつもりは変わらない

純にとって勉強環境と生活環境、情報量においてかっての同級生に置いて行かれたのは大ショックだった、いまならまだ取り返せる

両親が問題なく東京で一緒にいた頃、家族はアパートで暮らしていた
友達の間で自転車ブームが起こり、純以外のだいたいが流行の自転車を持っていた、純も自転車が欲しいと言った
令子がすぐに「買ってあげる」と言った、ところが五郎は黙って出ていき、大型ごみの集積場に放置されていた自転車を持ってきて改装して乗れるようにした
それを純にわたして「新車なんかなくてもこれで充分乗れる」と言った
仕方なく中古の自転車でみんなに交じったが肩身が狭い、みんな最新式の変速機付きだ
そのうち警察がやってきて「盗難の訴えが出ていて、お宅の自転車の元の持ち主が返せと言ってきている」と返還を求めた
これは人の物をかってに持ってきたのだから窃盗の疑いもあるが、先方も知っている間柄だから穏便にしたいと言っているから返してもらえば大事にしない
令子は警官に「あらためてお詫びに行きます」と言った、警官も「それがいいでしょう」と収めた、なのに五郎が出てきて
「一か月もゴミ置き場に放置してあったゴミを拾ってきて改装したのが悪いのか、捨てておいて今さら返せとは理不尽だ」と警官にくってかかった
令子が止めても五郎は自分の正義を警官に言い続けた、警官も心証を害されて逮捕する勢いになってきた、なんとか令子が抑えて終わった
すぐに令子は最新式の5段変速機を純に買い与えた、純は大威張りで先頭を走った

父との約束を破って北海道に帰るのを伸ばすと決めた純は「東京で母と暮らす、けいこちゃんの家で暮らす」という夢に浸った
ところがなぜか自転車の事を思い出した、簡単に新車を買ってくれた母と、拾ってきた自転車をまだ使えるとなおした父を見比べた
お金さえあれば何でも手に入る東京、ボロボロで人が住めそうもない廃屋、水道も電気もなくすべて父が労働でそれらの問題を解決した麓郷の生活
純の思考は次第に父を理解し始めていた、どうしてよいかわからなくなった、けれど純は翌日母に会うことなく北海道へと帰っていった
だけど純は母の恋人である吉野をなぜか好きになっていた