今や、図書館がブームとか。冷暖房完備は当然として、食堂・喫茶室もあるらしい。新刊を注文すると、すぐ購入してくれる。これでは、本屋がつぶれないかしらん。
それなのに、一度しか読まない本をわざわざ買って、読んだ挙句の果て、わざわざ私にくれる人がいる。その本が、「超訳・ニーチェの言葉・白取春彦編訳」
学生時代に確かに読んだが、二度と読みたくないはずのニーチェであったが・・・・232項目232ページの、つまり1項目1ページ400字に満たない簡潔な文章が、とても読みやすいのだ。例えば
032「誰かを喜ばせることは、自分をも喜びでいっぱいにする。どんなに小さな事柄でも人を喜ばせることができると、わたしたちの両手も心も喜びでいっぱいになるのだ」
「へー、ニーチェって本当にこんなことを言ったの」って、不思議に思うでしょ。
難を転ずるナンテン(南天)