一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1411   去年今年薪は薪灰は灰

2015年01月04日 | 新年

(こぞことし たきぎはたきぎ はいははい)

道元禅師の言葉に、「前後際断」というのがある。生の次に死があるのではなく、生は生、死は死であり、そこに繋がりはない、ということ。薪が燃えて灰になるのではなく、薪は薪、灰は灰。

 去年は去年、今年は今年、去年と今年は繋がっていない。ということは、人間には、過去現在未来、昨日今日明日と繋がっているのではなく、現在、今日、唯今しかないのである。

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