一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1416   亡き父母の声も交じりてとろろ汁

2015年01月11日 | 

  山で自然に育った芋を、自然薯(じねんじょ)と言う。但し、最近は畑で栽培された「山芋」が多く出回っているが、擂鉢で当たった時の粘りけが全く違う。とても同じ芋とは思えない。自然薯は、栄養価が高いので昔から「山薬」と言われていたそうである。

 秋に山に入り、山芋のツルを見つけたら、根元に麦を蒔き、ツルを刈ってしまう。そして、冬になってから、芽吹いた麦を見つけて掘るのだという。自然薯は、秋の季語であるが、真冬に掘った方が太っていて美味い。

自然薯をすりおろし、少しずつ出汁を加えて、ゆるくすった「とろろ汁」を麦飯にかける「麦とろ」は、白米だと食べ過ぎるので、それを防ぐためだそうである。

いづれにしても、どんなにとろろを腹いっぱい食べても、私は胸焼けしたことがない。

 

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