枯れた薪を割っていると、カミキリ虫の幼虫、イモムシのようなテッポウムシ(鉄砲虫)が出てくる。松には松の、桧には桧の、銀杏には銀杏の・・・どうやら木によってカミキリムシの種類が違うようである。日本だけでも800種いるというから、違って当然かもしれない。「髪切り虫」とも書くが、「噛み切り虫」とも書き、木に穴を開ける強い顎を持っている。
さて、薪割りの木屑の中に紛れているテッポウムシを狙って、私が休憩するのを、近くの枝で待っている鳥がいる。今年は、イソヒヨドリのオスだ。どういう訳か、いつものジョウビタキでもモズでもいない。イソヒヨドリに脅されて、近づけないのだろうか。