まつざき幸介さんの新曲は出るたびにいつも楽しみにしています。彼のことは小田純平さんとのつながりで知ったわけで、小田さんの作曲の力量とまつざきさんの表現力がいかにマッチするかの期待が大きいです。
2月2日に発売された新曲『悲愛』もその期待どおりの素晴らしい曲です。
彼はこのところ、『涙のピリオド』『哀しみのアドレス』と切ない心情の女唄が続いていて、この『悲愛』もその延長上にありますが、曲調はちょっと味わいが異なり、タンゴのメロディーによって軽快さが前面に出ています。
切ない内容ながらテンポがよく、リズミカルなところがいい感じですね。
タイトルは「ひあい」と読み、辞書にはない造語で、本来は歌詞に出てくる「悲しすぎる愛」になるはずだったのを両端の漢字をくっつけて、これで行こうとなったそうです。それでインパクトのあるタイトルになったと思います。
センスのいい歌謡曲になっていて、彼の温かみのある優しい歌声がこの曲にとてもよく似合っています。
また、ジャケ写も彼が書庫で読書している情景で知的な感覚があります。
カラオケではきっと人気が出るでしょう。私も早くマスターしたいと思っています。
https://www.youtube.com/watch?v=kh-DzT6zkXY