今回もこのブログで初めて取り上げる歌手で、谷龍介さんです。
彼はプロ野球選手への夢を断念して2005年にデビューしていて、もはや中堅演歌歌手と言えますが、これまで名前だけは知っている程度でした。
新曲の『冬運河』は11月3日発売で、すこし日が経っていますが、たまたま聴いてみるとすごくいい曲で、歌もうまいので、これはぜひここでおすすめの曲として紹介しようと思った次第です。
内容は女歌のマイナー演歌で、女性主人公が自分の恋路を運河に浮かぶ折り紙細工の舟にたとえ、その切なさ、心細さを表現しています。
タイトルの冬運河は「憂き世という名の冬運河」の歌詞のとおり、つらい世間のたとえで、その運河に儚い紙の舟を浮かべて乗る心境です。
そしてラストの方では「二人で漕げば海に出る」と、誰か手を貸してくれる相手を求めつつしめくくります。
音域が広く、細かな節回しのこの曲を彼は実にうまく歌いこなしていますが、カラオケでは難しそうで、それだけに歌い映えがする曲でしょう。
これを契機に彼には注目し、今後の活躍を応援していきたいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=AGG3A5mX2Bs
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