羽山みずきさんの魅力は、清楚さと内に秘めた芯の強さのイメージだと思います。言うなれば伝統的な日本女性の特色を体現しているようです。
そんな彼女の待望の新曲『わたし舟』が7月7日に発売されました。
このタイトルにはひねりがあって、「渡し舟」と「私」を掛けて、揺れる恋心を表現しています。
この曲は1コーラスが10行と、演歌にしては長い歌詞が一つの特徴で、サビが2種類あるような構成です。
曲調は、舟が漕ぎ進むようなイメージのイントロから、出だしは小気味よく語りかけていく感じで、一度聴くと耳にすっとなじんで、思わず口ずさみたくなるものです。
そして「恋する女は あまんじゃく」から曲調が伸びやかに変わり、ここが第一のサビの感じで、それに続く4行が第二のサビで、「さらり さらりら」「はらり はらりら」の擬態語によって印象を強めてしめくくっています。
内容的には主人公の女性が、葛藤する恋心を、舟に乗るか乗るまいかと迷う気持に例え、相手を受け入れる決意と一抹の不安ものぞかせるという味わい深いものです。
彼女の持ち味にまことにふさわしい素晴らしい曲なので、大きなヒットになればいいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=s81mgkmjOrY
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます