小田純平さんの女唄の名曲がまた一つ新しく加わりました。3月8日に発売された『白蓮のかほり』です。この白蓮は白いハスの花のことで、何とも美しくほのかな香りの漂うようないいタイトルだと思います。
内容的には、女性主人公が道ならぬ恋をあきらめる切ない心情を、白蓮の花に投影して歌い上げるもので、けなげさのうちに秘めた強い情念がとても印象的な曲です。
作詞は昨年の『逢生川』に続き朝比奈京仔さんで、今回も女性の細やかな感情表現が実にうまい方だなと感心します。
その素晴らしい歌詞を、小田さんがまた美しいメロディーに乗せ、彼独特の持ち味で情感たっぷりに歌い上げる、まことに唯一無二の楽曲と言っても過言ではないでしょう。
サビでは「愛しました」のフレーズが繰り返し出てくるのが特徴です。それまでの語りから転じて感情が高揚するので、カラオケでも聴かせどころと言え、表現に工夫が要るところだと思います。
私が目下、一番好きな演歌系のシンガーソングライターである小田純平さんの持ち歌ですから、もちろん絶対にマスターしたいですし、演歌ファンを中心にどなたにも自信を持っておすすめできる一曲です。
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