若手男性演歌歌手の成長株の一人、松尾雄史さんの12月7日発売の新曲が『寒すずめ』です。
彼の歌唱には特徴があり、渋味のある歌声で、巻き舌、ビブラート、小節といった演歌の技巧をうまく使いこなしています。
前曲の『オランダ坂に雨が降る』から半年足らずの間隔での新曲という、今どきにしては早いスピードで、意欲十分と見受けられます。
曲の内容は1年前の『なでしこの花』と同じように、男性主人公が、別れた女性のことを想う切ない心情で、今回はその女性のことを、はぐれた雀に例えています。
曲調は今回も師匠である水森英夫氏作曲のレトロ感たっぷりの王道演歌で、彼の持ち味にはぴったりと言えるでしょう。
私は『なでしこの花』以来、彼の曲をカラオケ練習の重点曲にしています。この曲も、もちろんそれに加えたいと思っています。
来年を見据え、演歌ファン中心に人気が出そうですし、広くおすすめしたい曲です。
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