今回は多岐川舞子さんの新曲を取り上げたいと思います。
多岐川舞子さんは今年でデビューから35年と結構ベテランの歌手で、しっとり系の演歌を中心の美人歌手といったイメージがあります。
5月22日に発売された新曲が『京都 別れ雨』で、実はこの曲は2018年に発売された『京都 ふたたび』のカップリング曲でした。同じ京都のご当地ソングで、趣の異なる曲ということで企画されたようですが、この曲がファンの間ですごく好評なので、今回改めてA面として発売されたものです。
この曲で特筆されるのは、多岐川さん本人がアルトサックスでイントロや間奏を演奏していることです。彼女はライブでもサックスの演奏を披露していて、YouTubeではその動画も見ることができます。この曲のMVでもサックスを吹く様子が出てきます。
イントロでサックスを吹いて、すぐに歌を歌うって結構大変だと思うのですが、彼女は難なくこなしています。彼女にこんな特技があったとはこれまで知りませんでした。
和服の衣装を着てサックスを吹く姿は、一見ミスマッチみたいですが、新鮮でなかなかいいものです。
曲調はアップテンポの大変ノリのいい歌謡ポップスで、別れた相手に対して強がりながらも未練たっぷりという女性の心情をうまく表現しています。
彼女の演奏するサックスのメロディーは、そのやるせない想いを思いきり吐き出しているように感じられます。
歌謡曲ファンはもちろん、演歌ファンにもおすすめできる曲で、カラオケではきっといい気分で歌える曲だと思います。
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