今回も男性歌手の曲です。走裕介さんは現在50歳で、年齢的にはもうベテランの感じですが、デビューが2009年で35歳だったので、まだどちらかといえば若手のイメージがあります。
彼は北海道網走市の出身で、知床が舞台のデビュー曲『流氷の駅』をはじめ、持ち歌には地元北海道のご当地ソングが多いです。
タイトルの「釧網本線」は「せんもうほんせん」と読み、網走駅と東釧路駅を結ぶJR北海道の鉄道路線です。
この路線は沿線に釧路湿原国立公園、阿寒摩周国立公園といった景勝地があり、観光路線として人気があるようです。
この曲はゆったりしたメロディーにのせて、沿線の美しい光景を歌い上げていて、聴く者に走裕介さんの故郷への思いが伝わって来るような気がします。
歌詞には「流氷」「湿原」「ハマナス」「オホーツク」「摩周湖」といった沿線の様子を思わせる語句がたくさん出てきます。
作詞は東海林良氏で、渡辺真知子さんの『唇よ、熱く君を語れ』、木之内みどりさんの『横浜いれぶん』などを作詞されています。
作曲は幸斉たけし氏で、過去に平田満の本名で歌手もされており、新沼謙治さん、大石まどかさんなどの演歌歌手の多くの曲を作詞されています。
YouTubeではショートバージョンのMVが公開されていて、釧網本線を走る列車の様子が出てきますが、冒頭はせっかく美しい砂浜なのに風力発電の風車が写っていて興ざめです。余分なことですが、風力発電の風車も太陽光発電のメガソーラーも自然の景観を著しく破壊していると思います。
それはさておき、この曲は愛唱歌的にも親しめるいい曲ですので、多くの方に聴いていただき、カラオケでも歌ってほしいおすすめの一曲です。
ショートバージョンのMV
https://www.youtube.com/watch?v=az6WYz2aZv8
静止画フルバージョン
https://www.youtube.com/watch?v=gEU6nxLAXBg
本人の歌唱アドバイス
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