今回取り上げますのは、今年でデビューから36年になるベテランの女性演歌歌手、石原詢子さんの7月10日発売の新曲『風花岬』です。
昨年の『五島椿』に続いて、彼女自身が「いとう冨士子」のペンネームで作詞作曲を手がけた曲で、すっかり演歌のシンガーソングライターとしての地位を確立した感じです。
この『風花岬』はゆったりとしたメロディーの曲で、淡々と感情を内に秘めたようなとっても味わい深い曲です。
内容は、女性主人公が岬に立って、別れた相手を想いながら孤独をかみしめる切ない感情を歌ったものです。
歌詞では各コーラスで「ひらり」「ちらり」「ふわり」とオノマトペが効果的に使われていて、また「風」「雪」「花」をキーワードに印象的に情景を描写しています。
さらに歌詞を見ていくと、「心を突き刺す未練」「胸の隙間に舞う風花」といったなかなかうまい表現があり、彼女は作詞家としての才能も優れていると感じます。
カラオケでは地味な印象があるかもしれませんが、こういう曲をうまく工夫して歌うと聴く人の心に刺さると思いますので、是非多くの方に歌ってほしいと思います。
MVフルバージョン
https://www.youtube.com/watch?v=7Jbc79eEetw
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