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♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

BS日本のうた

2006年03月05日 | 演歌・歌謡曲
★昨夜の「BS日本のうた」は宮崎県都城市からだった。出演歌手はベテラン、中堅、若手のバランスがほどよく取れていたように思う。

★前半は歌で世界旅行というテーマで、外国の地名や国名の入った曲が続いた。門倉有希の『飛んでイスタンブール』はいい感じで、やはり彼女はこういうポップス系がよく似合う。石原詢子は『カスバの女』を唄った。この曲のオリジナルは昭和30年のエト邦枝とあるが、聴いたことがない。私にとっては、緑川アコの昭和40年代のリバイバルヒットの記憶しかない。石原詢子にはこの曲は合わないように思った。門倉有希で聴いてみたかった。
鳥羽一郎は持ち歌の『カサブランカ・グッバイ』。私は彼の漁師ものの「ど演歌」より、これや『スペイン坂』のようなちょっとキザな都会ムードの曲のほうが好きだ。
谷本知美の『ミネソタの卵売り』は、彼女のお茶目な明るいキャラクターにぴったりだった。
山本智子が山本譲二とのデュエットで『カナダからの手紙』を唄った。山本智子は愛らしく唄っていたが、山本譲二は演歌っぽく唄っていて、どうもちぐはぐな感じがした。
特集のしめくくりは外国地名を離れ、島津亜矢が『山河』を熱唱した。五木ひろしのオリジナルはあまりじっくり聴いたことがないが、島津亜矢のスケールの大きな歌唱は今回の白眉と言ってもいい。

★新曲コーナーでは、山本智子の『花しぐれ』、島津亜矢の『小春』をテレビで初めて聴いた。それぞれに持ち味が出ていてよかった。谷本知美の『人生行路』は、もう新曲とは言えないが、持ち歌を唄えたのはよしとすべきだろう。

★ラストの熱唱ひとり舞台は八代亜紀だった。独特の個性で、会場全体を自分の雰囲気に取り込む力のある歌手だなと感じた。私は彼女がメジャーデビューしたときから応援していたが、それまでもクラブ歌手として下積みの経験もあり、お客さんを楽しませたいとの気持ちはずっと変わらない。10曲の中に2曲のカバーがあったが、彼女くらいの歌手なら全部オリジナルを唄わせるべきだろう。
フィナーレの新曲『骨までしびれるブルースを』は、タイトルがキワもの的だが、彼女にしか唄えないエンターテインメント性に満ちた曲である。
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10歳の演歌歌手・榎園ゆうこ

2006年03月01日 | 演歌・歌謡曲
★きょうの産経新聞朝刊に、何と10歳でCDデビューした演歌歌手の榎園(えのきぞの)ゆうこの記事が掲載されていた。演歌歌手が全国紙で取り上げられること自体がめずらしいが、わずか10歳という話題性のゆえだろう。2月15日に『冬かもめ』でデビュー。作詞は『きよしのドドンパ』の、かず翼氏、作曲とプロデュースは円広志氏とのこと。ただしインディーズのようで、500円と安いが関西限定、販売CD店も限られているようだ。

★記事によれば、「スタぴか!」という読売テレビの番組から初めてのプロデビューとのこと。試聴してみたところ、歌はけっこう本格的でうまい。声も子供っぽくなく、堂々としたもの。

冬かもめ』が試聴できるサイト

★榎園ゆうこは、美空ひばりの歌に触れて以来あこがれるようになり、演歌については「日本の歌だ。こぶしは難しいけど、歌ったら面白くて引き込まれる。」とコメントしている。なかなか頼もしい少女である。

★とにかく演歌界は話題がほしいところ。今はまだ海のものとも山のものともつかないが、ひょんなことで火がついて、そのうちメジャーで全国発売という可能性もなきにしもあらず。記事にある宣伝部隊の強気の発言、「目標は360万枚、『紅白』出場も」というのがまたすごい。

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