♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

レーモンド松屋 “東京パラダイス”

2013年07月13日 | 演歌・歌謡曲

いま最も注目すべき歌謡曲系のシンガーソングライターがレーモンド松屋さんでしょう。
昨年は五木ひろしさんに提供した『夜明けのブルース』がヒットし、今年も続けて『博多ア・ラ・モード』がヒットしています。

そして自ら歌うこの『東京パラダイス』も素敵な曲です。彼の曲は何と言っても躍動的なリズム感がよくて、聴いていて自然に体を動かしたくなってきます。もちろんカラオケで歌えば、気分が高揚してくること請け合いです。

彼の名前を初めて知ったのは、南かなこさんの『しのび駒』の作曲者としてです。そして次の彼女の『雨のミッドナイトステーション』では、彼のセルフカバー盤も聴き、その歌唱の魅力を知りました。

彼はもともと出身地の愛媛で活躍していて、『夜明けのブルース』など愛媛のご当地ソングもありますが、今回は東京をテーマにした情熱的なラブソングです。

ジャケットは昔のEPレコードを思わせるレトロなデザインで、「ランデブー」というなつかしいフレーズがあるかと思えば「スカイツリー」が出てくる新しさも同居しています。

彼には歌謡ポップスにおける団塊の世代の旗手としての活躍を期待したいです。
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杜このみ “三味線わたり鳥”

2013年07月08日 | 演歌・歌謡曲

先に取り上げた水城なつみさんと同じ5月22日にデビューした、杜(もり)このみさんを今年二人目の新人演歌歌手として紹介します。

彼女は札幌市出身で、幼い時から民謡を習い、民謡大会では何度も優勝の経験があるとのことです。そして細川たかし氏に見出されて師事し、このほど演歌歌手としてデビューに至りました。キャッチコピーは「秘めた、民謡魂(うたごころ)。魅せて、演歌道(うたのみち)。」です。

このデビュー曲『三味線わたり鳥』は、大変明るくて元気な曲です。彼女の持っている雰囲気も明るいので、ぴったりの曲だと言えるでしょう。覚えやすい曲なのでカラオケでノリノリ気分で歌うのに向いています。

彼女の民謡で鍛えた歌唱力は安定していて、声量も伸びも満点です。また彼女はルックスが可愛くて、アイドル歌手のような感じなので、メディアに出れば人気者になる要素が大いにあります。

彼女の元気さと可愛さで、低迷する演歌界に風穴をあけるような活躍を期待したいものです。

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山口ひろみ “年上の女やけれど”

2013年07月06日 | 演歌・歌謡曲

元気さが売り物の浪速っ娘、山口ひろみさんの新曲は、初めて聴いたときは思わず「えっ」といった意外な感じがしました。えらくムーディーなイントロで始まるからです。これは彼女の新境地、「演歌ブルース」とのことです。

この曲は「癒し系」の演歌という表現がぴったりでしょう。大阪弁をうまく使って、年上の女性の包容力、優しさを前面に出して表現しています。

今回の彼女は、やや抑え気味に語りかけるように歌っており、とてもいい雰囲気の曲に仕上がっています。

新しい魅力を存分に味わえるこの曲で、彼女は一段とスケールの大きい歌手に成長するように思います。

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桜井くみ子 “海峡かもめ”

2013年07月03日 | 演歌・歌謡曲

それでは予告どおり、本日発売された桜井くみ子さんの7枚目のシングル、「海峡かもめ」を早速取り上げることとします。

かもめはよく演歌に出てきます。北の地に飛来する姿が郷愁を誘うのでしょう。
この曲でも1番では群れをはぐれたかもめに自分を投影し、3番では絶叫をかもめに託す心境を歌っています。かもめをモチーフにした、せつない女心を歌い上げる本格的な演歌です。

桜井さんは冒頭から力強い歌声でぐいぐいと引っ張っていく感じです。
最近の演歌はカラオケの影響で、歌いやすい曲が好まれる傾向にあります。この曲は大変とっつきやすくカラオケに向いているとは言え、歌唱力がないと感情がきちんと表現できません。桜井さんの歌唱を規範、到達点と見るべきでしょう。

可愛くて歌がうまくて、天が二物を与えたような歌手、桜井くみ子さんにはこれからの演歌界を背負って立つ存在になってほしい。切にそう願っています。
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