社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

10月12日(金) 保活のゲートが開く。

2018年10月13日 21時29分15秒 | 2018年

 7時半起床。朝食は、昨日のお昼にランチを頂いた伊東のベーカリーカフェ「ル・フィヤージュ」のパン。ベリーが練り込まれている。

 10時前、妻が娘を連れて区役所主催の離乳食教室に行くのに合わせて私も家を出て、今日から配布が開始となる横浜市の平成31年度の保育所利用案内(応募要項や応募用紙など)を取りに行く。申請先は港北区役所だが、これに合わせて他の区でも最新の保育園リストや地図が配布されるので、何か所か回る。港北区の分は、新横浜駅にある行政センターで頂くことができた。

 地下鉄で横浜へ移動し、横浜駅にある行政センターで、神奈川区と西区の分を頂く。入ってすぐのカウンターのところに山積みされていた。そうか、やっぱりライバルはこんなにたくさんいるのかと実感させられる。

 今度はJRで関内へ移動し、中区役所で中区の分を頂く。なぜか、中区の分は駅の行政センターには置いていない。しかし、久しぶりの関内駅だし、ちょうど良いお散歩になった。

ライトスタンドに座席が増設されるようだ。でも、これだけ高くて遠いと臨場感はあまりないのではないだろうか。

日本大通りの銀杏並木。もう少しすると、道全体が黄金色に輝く。

中区役所に到着。保育園に関する部署は奥に見える本館にある。

 思ったよりもスムーズに資料集めが終わったので、蒲田へ移動して、大田区役所で今年度の課税証明書(昨年の収入を証明することができる)を発行してもらう。これも、保育園の申込に使うものだ。久しぶりの蒲田は、相変わらずのごちゃごちゃ感だった。やっぱり蒲田はそうでないと。住まなくなってしまえば、この雰囲気も余裕で受け入れられる。

 せっかくなのでどこかに寄っていこうと思い、「マーボ屋」と迷ったのだが、「和蘭豆」に行く。ここのカリフォルニアティーが飲みたくなったのだ。アイスティーをオレンジジュースで割ったもの、ということになっているが、実際にはオレンジジュースの割合がかなり多く、紅茶の香るオレンジジュースといった感じの飲み物である。蒲田に住んでいた頃は、しょっちゅうここでこのカリフォルニアティーを飲んでいた。

 新横浜へ戻り、区役所からバスで帰ってきた妻と娘と待ち合わせ、駅で昼食用のお弁当を購入してから帰宅。今回は、駅ビルに入っている天むす屋「地雷也」のお弁当にした。昔は天むすなんて何が美味しいんだろうと思っていたが、この年になってようやくその良さがわかってきた。

 午後は、集めてきた資料に目を通し、これまでに作成したものをベースに、最新の保育園候補リストを作成する。新年度から新設されるところがあったり、既存の園でも形態が変わったりするところもあるし、これまで見落としていたところもあった。また、逆に様々な理由(遠すぎる、延長保育の時間が短い、某宗教系などなど)で除外したところも少なくなかった。そうした情報を更新していった結果、現時点で45ヵ所ほどが候補に残った。あとは、その内18ヵ所の現地確認ができていないところを回り、最終的なリスト及び希望順位を決めていくことになる。リスト化はほぼ一段落したと思っていたが、もうひと山ありそうだ。ちなみに、リストを作る過程で、新設だけでなく、既存施設でも全体的に受入人数が増加していることに気付いた。昨年までは5人予定だったところが今年は7人になっていたりというように、各施設単位で見ればそれほど大きな増加ではないが、そうした施設が数多くあれば総量としては結構な増加になるだろう。待機児童対策、頑張ってくれてるんだな、ありがたいな、と思う。

 おやつに、昨日の帰りの道中で購入したみかんを食べる。早摘みだということで酸っぱいのかなと思いきや、十分甘かった。

 夕食は、肉野菜の味噌炒めと、野菜とおでんの煮込み。今日は娘が9時半頃まで眠らなかったので、食事の時間も遅くなってしまった。


10月11日(木) いろいろな怖さを満喫した旅行2日目。

2018年10月13日 16時41分51秒 | 2018年

 6時起床。娘に起こされる。娘を抱いてテラスに出て、朝日を眺める。空気がとても気持ちいい。昨晩のスズメバチもどこかへ旅立ったようで一安心だ。

 朝風呂を浴びてから、昨日の松茸ご飯のおにぎりを食べる。妻がひとつ、私がふたつ。温泉に来ると朝からお腹が空くのはなぜだろう。

 朝食では、「TEA豚」という、静岡のお茶を飲んで育てられたという豚のしゃぶしゃぶが美味しかった。とても甘いのだ。朝からこんなに美味しいお肉が食べられるとは思っていなかった。また、干物の種類が選べるのも嬉しい。私は定番の鯵、妻は秋刀魚を選んだ。

 チェックアウト前に、もう1度お風呂に入る。ここの露天風呂は本当に素晴らしい。景色も良いし、テラスも広いので妻や娘とおしゃべりしながらゆっくりお風呂に浸かれるというのは嬉しい。それに、部屋にお風呂があると、滞在中に部屋から出なくていいので、赤ちゃん連れには本当にありがたいと思う。

 11時前にチェックアウト。今回の「茄子のはな」は、本当に素晴らしいお宿だった。施設面や食事はもちろん、従業員の皆さんの温かいおもてなしが印象に残っている。赤ちゃんを連れて旅行に行きたいご家族にとっても、何の心配もなく泊まれるお宿だと思う。

 城ヶ崎海岸の門脇灯台、つり橋を観に行く。つり橋は高さ23mということで高所恐怖症の私にとってはかなりの怖さだが、橋自体はしっかりとした造りなのでそれほど揺れることもなく、海の雄大さと断崖絶壁の迫力を楽しむ余裕はあった。ただ、娘に景色がよく見えるようにと、妻が抱っこひもの上のストッパーを外して娘の上半身が自由に動くようにしているのを見たときは「おいおい正気か?」と思った。

 宿の仲居さんから「かなり不気味ですけど」と教えてもらった「怪しい少年少女博物館」へ行ってみる。なるほど確かにかなり怪しい博物館で、入ってすぐのところに大量のエロ本が並んでいるのを皮切りに、昔のマネキンやレコード、本やおもちゃなどが所狭しと並んでいた。なんだこのぶっ飛んだ世界観は。「考えるな、感じろ」という言葉がぴったり当てはまる。ただ、30代の私たちはもちろん、色々な世代にとって懐かしいものが展示されているので、怪しい雰囲気と相まってかなり楽しめると思う。また、一番奥に手作り感満載の小さなお化け屋敷があるのだが、思っていた以上に不気味で怖かった。通路が狭いのでお化けの人形や仕掛けがかなり近くに迫ってくるし、しかもその寂れ具合が本当に何かいるんじゃないかというような雰囲気を醸し出していて、びっくりするというよりも背筋がぞわーっとする怖さがあった。妻と私が本気で怖がっていることもあり、娘も最後はギャン泣きしていた。これはなかなか面白い博物館である。

通路に立っているのは他のお客さんではなく、マネキン。地味に怖い。

呪いのわら人形を打ち付けることもできる。怖いのでやらなかったが。

打ち付けられているものの記述を見ると、ふざけたものの中に結構本気のやつがあって怖い。

前に立つとお化けたちが動く。娘も興味津々。ちなみに、ここはまだお化け屋敷ではない。

お化け屋敷はこちら。中は真っ暗だ。

おまけ。女子トイレを開けると、窓からおじさん(当然マネキン)が覗いている。こういう遊び心が各所にちりばめられている。

 魚料理ばかりが続いたので、昼食はパンにする。伊東にあるベーカリーカフェ「ル・フィヤージュ」へ。このあたりでは天然酵母のパンで有名なお店らしく普段はかなり混雑するそうだが、伺ったのが13時過ぎだったこともあってすぐに席につくことが出来た。このカフェには広いガーデンテラスがあって、森林浴をしながらパンを楽しむことができる。私たちは、肉料理のついたランチプレートを注文。私が頼んだ豚のローストはほろほろに柔らかくて、塩加減も絶妙。とても上品なチャーシューを食べているような感じだ。キッシュもかなりいける。パンはハード系のものが3種類入っていて、どれも風味が違って楽しめた。とても美味しかったので、帰りがけにいくつかパンをテイクアウトしたほどだ。

 

それぞれ注文したぶどうジュース(私が白、妻が赤)も美味しかった。700円はちょっと高いような気もするが。

 庭を歩くと、普通にリスが走り回っていた。昨日の宿のテラスでもそうだったが、こんなに近くでリスが見られるとは。また、大きな巣を作っている蜘蛛がいて、模様がとても綺麗だった。家の中にいる蜘蛛を「スパイダー先輩」と呼んで尊重、共存している私たちにとって、蜘蛛は身近な存在である。ここの庭は娘も気に入ったようで、草花に手を伸ばしてみたり、木漏れ日を眺めてみたり、とても気持ち良さそうにしていた。

 最後の観光先は、大室山。国の天然記念物にも指定されている形の綺麗な草山で、リフトで上ることができる。ただ、このリフトがスキー場にあるようなタイプのもの(足が宙ぶらりんのタイプ)で、私にとってはとても怖く、頭がクラクラした。頂上についてからも帰りのリフトのことばかりを考えてしまって、正直なところ景色どころではなかった。エレベーターをつけてくれればいいのに。

すり鉢状になっているかつての噴火口は、今ではアーチェリー場になっている。

行きも帰りも生きた心地がしなかった。

 帰途につく。カーナビの誘導に従って伊豆スカイラインに乗ったら、峠をいくつも越えていく中で濃霧に巻き込まれ、大変な思いをした。ひどい時には数メートル先すら見えなくて、神経をすり減らしながら山道を延々徐行することになった。これなら、普通に海沿いの一般道を熱海まで抜けたほうが全然良かった。お金を払ってつらい思いをするなんて。

 3時間ほど掛けて新横浜へ戻り、ニトリで注文しておいた家具を受け取ってから帰宅。すぐにレンタカーを返却する。

 娘を寝かし付けてから夕食。「サッポロ一番」の塩ラーメンに、豚肉と野菜が入っている。妻曰く、「このひと手間が、I Love You」らしい。愛情がどれほど味に貢献しているのか定かではないが、確かにこのほうが美味しい。


10月10日(水) 伊豆旅行

2018年10月13日 10時19分27秒 | 2018年

 6時起床。今日から、1泊2日で伊豆旅行である。娘の温泉デビューだ。ありがたいことに、昨日抜歯したところの痛みも全くない。

 8時に車で家を出て、まずは小田原へ。観光の前に、私が仕事で以前担当していた支援先の事務所へお邪魔する。先方の事務員のYさんに、前々から「是非一度お子さん連れて遊びにおいで」と言って頂いていた。Yさんを中心に、こちらの支援先にはとてもお世話になっていて、プライベートな話もたくさんしており、私が結婚した時も、今回子どもができたと報告した時も、本当に喜んでくださったのだ。そんな関係性を察知したのだろうか、娘は最初こそ人見知りをして泣いていたものの、比較的すぐに慣れて笑顔も見せていた。Yさんも娘さん2人のお母さんなので、子どもの扱いにも慣れており、とても可愛がってくださった。結局1時間以上お喋りし、帰りにはお土産のお菓子まで頂いてしまった。本当に、ありがとうございます。復帰したら、またお世話になります。

 昼食は、早川港(小田原漁港)の目の前にある海鮮料理屋「わらべ菜魚洞」で。最初にこのお店に連れてきてくださったのも、Yさんと理事のMさん(今日はお休みだった)である。本当はおしつけ(アブラボウズ)の煮付けがお目当てだったのだが、冬の魚なのでまだ時期的に獲れていないとのことだったので、私はイサキの煮付け定食、妻は地魚フライ定食(鯵、ホウボウ、カマス)を注文する。イサキの煮付けには、良い意味で驚かされた。これまではお刺身か、かまぼこなどの練り物でしか食べたことがなかったので、どちらかというとさっぱりした魚のイメージがあったのだが、こんなにふわふわで脂がのっているとは。地魚フライもどれも美味しくて、妻も驚いていた。

 1時間ほど車に乗り、伊東にある道の駅「伊東マリンタウン」で、遊覧船に乗る。妻の調べによると、ここの遊覧船は海中展望が名物だそうだ。さっそくチケットを買い、船に乗り込む。海中展望室に入ると、船が動き出す前から魚たちが周りを泳いでいる。沖に出て水深が深くなるとほとんど魚は見えないらしく、むしろ港や近くの浅瀬を航行している時が一番のチャンスだそうだ。ただ、娘は目の前のものが何なのかわからないのですぐに飽きてしまい、椅子の上を這いずり回っていた。

小さな魚がたくさん群れを作って泳いでいる。

娘はすぐに飽きてしまった。私もずっと下のほうを向いていたので少し酔ってしまった。

 水深が深くなって魚たちも見えなくなったので、船上へ出て景色を眺める。やはり、潮風を浴びながら目の前に広がる海を見るというのは気持ちの良いものだ。カモメのえさやりもできるので、船の周りは常にカモメが飛び回っていた。

 船が港に戻ったところで再度海中展望室に行ってみたところ、今度は綺麗な熱帯魚たちが泳いでいた。こんなに綺麗な熱帯魚が伊豆の海にいるのか。

 おむつ交換と授乳を済ませてから、道の駅の中にあるアイスクリーム屋さんで休憩。私は伊豆らしくわさびのソフトクリームを、妻はヨーグルトベースのジェラートを注文。わさびは注文してからおろすので新鮮で、そのまま食べても雑味がなくて美味しい。そして、予想外なことに、ソフトクリームの甘さとの相性も良かった。当初は「うわー、なんだこれ!」という味を期待していたのだが、ありがたいことに普通に美味しい組み合わせだった。ただ、純粋な美味しさでいえば、妻のジェラートのほうが上なのは間違いない。

 伊豆高原へ移動し、今日の宿「茄子のはな」へ。全ての部屋が露天風呂付客室で、料理も美味しく、赤ちゃん連れにも優しい宿だということで選んだのだが、結論からいえば大正解だった。案内されて部屋に入ると、子どもの昼寝用の寝具一式やベビー椅子、ベビーバスやおむつ用ゴミ箱などが用意されていた。他にも、おむつや離乳食の提供、哺乳瓶の消毒などもしてくださるそうだ。赤ちゃんを連れての旅行は荷物も増えるし気も遣うことが多いので、こういうサービスはもちろん、それを通して「赤ちゃんも歓迎です」というスタンスが伝わってくることがありがたいし、安心して泊まることができる。仲居さんも、「たくさん泣いて大丈夫だからねー」と優しく娘に話しかけてくれていた。

 部屋からの景色も良い。露天風呂も大きくて、開放感たっぷりだ。さっそく、娘と一緒に入浴する。娘にとっては少し温度が高いのであまり長湯はできなかったが、無事に温泉初体験をすることができた。また、これは温泉と全く関係ないのだが、用意して頂いていたベビーソープの泡立ちがとても良かった。我が家でも今度はこっちを買ってみようか。

 夕食は部屋食で、伊勢海老・金目鯛・あしたか牛を中心とした創作料理を頂く。メインの料理だけでなく、先付や前菜も手が込んでいて美味しい。伊豆産の生わさびも新鮮で清涼感があり、お刺身の味がより引き立っているように感じられた。メインの3種類は、伊勢海老は蒸し焼き、金目鯛は朴葉焼き、愛鷹牛は溶岩焼きで頂く。個人的には、愛鷹牛が期待以上だった。しっかりとした赤身に適度なサシが入っていて、柔らかいしお肉の味が濃かった。

お刺身は3種類。富士山サーモンという虹鱒が美味しい。元々私が虹鱒が好きということもあるが。

生わさびは、ツンとしてはいるが刺激はそれほど強くなく、お刺身以外にも使える。

金目鯛の朴葉焼き。香りがとても良く、身もほくほくだ。金目にこういう食べ方があったとは知らなかった。

松茸ご飯。とても香り高い。こんなにたくさん入っている松茸ご飯は初めて食べた。量が多くて食べきれなかったので、おにぎりにして頂いた。

デザートも創意工夫に溢れていて、どれも美味しい。赤ちゃん連れということで、少しサービスして頂けたようだ。妻は梨のコンポートが美味しかったと言っていた。

夜食は、パンナコッタ。手作りだそうだ。しっかりと甘くて美味しい。

 夜、娘を寝かしつけてからお風呂に入ろうと思ってテラスへ出たら、湯船の真上の壁のところにとんでもなく大きなスズメバチがとまっていた。大きいので模様もはっきり見えて美しく、思わず見入ってしまう。しかし、めちゃくちゃ獰猛な感じもあるし、ここまで大きいとさすがに怖いので、すごすごと退散した。いくら温泉でも、命がけで入るものでない。残念だが、まあ自然に囲まれた環境では仕方のないことだ。