社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

6月26日(土) 県央ドライブ。

2021年06月28日 17時43分07秒 | 2021年

 7時半起床。

 朝食はオートミール。

 身支度を整え、9時前にレンタカーを借りてくる。到着した車を見て娘が大喜びしている。

 9時半に家を出て、伊勢原へ。東名が渋滞している。そうか、今日は東京の緊急事態宣言が明けてから初めての週末だった。考えることはみんな同じである。

 伊勢原の石田牧場が直営しているジェラート屋「めぐり」に到着。ちょうど開店時間だ。

 ダブルのジェラートを2つと搾りたての牛乳を1杯、注文する。ジェラートは、私が大好きで毎回必ず食べている「伊勢原のトマト」、加藤花園で栽培されたエディブルフラワーを使った「蘭ちゃんのソルトフラワー」、「チョコレート」、小田原のあきさわ園で栽培されたブルーべりを使った「秋澤さんのブルーベリーヨーグルト」。

 ここのジェラートは本当に美味しい。石田牧場の搾りたてのミルクと地元農家の農作物たちのコラボレーションが、いつ来ても新鮮な驚きを与えてくれる。今回の中では、特にソルトフラワーの味と香りが印象に残った。娘はジェラートをちょこちょこ舐めつつ、大好きな牛乳をすごい勢いで飲んでいる。妻も私も飲みたかったが、結局最後まで分けてくれることはなかった。普段はお願いすると快く「はいどーぞ」と言ってくれることが多いのだが、よほど美味しかったのだろう。

 すぐ隣にある石田牧場の牛舎も(外から)見学し、中にいる牛たちにお礼を言う。娘も大きな声で「うしさんぎゅうにゅうありがとう」と言っていた。入口に一番近いところに仔牛がいて、とても可愛い。

 再び車に乗り、少しだけ圏央道にのって当麻(相模原市)にある川魚料理屋「飄禄玉」へ。行ったことのある人は誰もが「あそこは素晴らしい」と言う名店で、もう何年も前からずっと来たかったお店である。

 このお店の魅力は、美味しい川魚と窓から見える田園風景である。今日は急遽朝に予約を入れたのだが、窓側の席に座ることが出来た。

 お店の名物が一通り食べられる「飄禄玉コース」と、鱒の親子丼「紅富士丼」、鱒寿司を注文し、シェアして食べる。

 最初に出てきたのはこのお店の名物「鱒の唐揚げ」。大根おろしをお腹の中につめて食べる。サクサクで美味しい。予想以上に娘が喜んでかじっている。

 コースには麦飯ととろろ、鯉の味噌汁もついてくる。

 続いては鯉のあらい。コリコリした食感で、味噌ダレに付けて食べる。さっぱりしていて美味しい。

 ここで紅富士丼がやってくる。富士のブランド鱒である紅富士のお刺身と、ニジマスのいくらがのっている。紅富士の脂のりが凄い。

 娘は最初こそいくらを怖がっていたものの、勇気を出して一口食べた後は何度もお代わりし、最後は丼そのものを独り占めして食べていた。

 飄禄玉コースの見所のひとつ、鮎の塩焼き。この季節は天然ものの入荷があるので、少しだけ追加料金を払って天然ものにしてもらう。1尾1尾は小さいが、身の味が濃くて美味しい。

 最後に出てきた鱒寿司も圧巻だった。めちゃくちゃ分厚いし、びっくりするくらい美味しい。これはたまらない。

 田園風景を眺めながら瓶コーラを開ける。普通はビールなのだろう。

 コースのデザートは柚子シャーベット。柚子の風味がしっかり強い。

 念願の飄禄玉に来られて本当に嬉しい。聞きしに勝る素晴らしいお店だった。当初は、お店のコンセプトやメニュー構成、価格帯などから考えると子ども連れで行くのはちょっと向いていないのかなと心配していたのだが、お店の方が皆さんとても親切で娘のことも気遣ってくださり、すこぶる心地よく過ごすことが出来た。ありがとうございました。また必ず伺います。

 お腹いっぱいになったところで、妻がネットで見つけた相模原麻溝公園へ行ってみる。とても広い芝生広場があり、娘とシャボン玉遊びをする。

 しかし、この広場にいたのはほんの一瞬。すぐ隣にある動物園が気になるようで、移動する。すごく立派な動物園だが、無料で入れる。娘は大喜びで駆け回っている。

 娘が一番喜んでいたのはウォークインバードゲージ。確かに、目の前を鳥たちが飛び回ったり歩き回っている様子は、大人からしてもワクワクするものがある。今の時期は一度に中に入れる人数を制限しており、外に並んでそこそこ待たなければならないのだが、娘は一度出てからも躊躇なく並び直して再度楽しんでいた。

 帰りがけに何かお土産を買いたいということで、かなり遠回りになるのだが、以前にも一度行った清川村の道の駅へ行く。

 妻が地元の野菜などを選んでいる間に、私と娘はおやつを物色する。また、ちょうど切れそうになっているオートミール用の蜂蜜もちょっとお高いものを購入した。

 売場の一角に、厚木の酒蔵・黄金井酒造の販売コーナーがある。ここの黄金井社長はお医者さんでもあり(酒蔵のすぐ隣に病院がある)、コロナの影響でアルコール消毒液が品薄になった際に、酒蔵の技術を活用してその代替品である高濃度アルコール液を製造し、近隣の医療施設や公共施設に提供していた。現在もその製造は続けており、一般販売もされている。

 2階の休憩室でおやつタイム。娘は買ったばかりのロールケーキを、妻と私は梅とルハーブのサンデーを食べる。地元の梅で作ったというサンデーは味が濃厚で、夏にはぴったりの味。ルハーブのほうは、いまいちどんな味なのかよくわからなかった。

 16時過ぎに帰途に就く。帰りも東名が渋滞していた。やはり、皆さんお出掛けはするけど宿泊はまだちょっとね…という感じなのだろうか。妻と娘は後部座席でぐっすり眠っている。

 17時半過ぎに帰宅し、私はすぐにレンタカーを返してくる。今の職場に来てからレンタカーが社割でかなり安く借りられるようになったので、こういうお出掛けもしやすくなった。ありがたし。

 夕食は、豚の生姜焼きを中心に。日中にかなり汗をかいたので、塩味がとても嬉しい。

 食後のデザート代わりにオートミールを食べる。せっかくなので、道の駅清川で買ってきた蜂蜜を入れて食べる。正直なところ蜂蜜の味の違いはよくわからないが、娘が美味しい美味しいと言って食べているから買って良かったのだろう。

 入浴と洗濯を済ませ、娘を寝かしつける。疲れていてすぐに眠るかと思いきや、車の中でのお昼寝が功を奏したのだろう、元気いっぱいでなかなか苦労した。

 妻と居間へ戻り、お土産に買ってきたお菓子類を食べてみる。美味しいものとそうでないものがある。こういうことは、地域の小さなお店を好む上では避けて通れないことなのだが、すごく高かったものがびっくりするくらい美味しくなかったりするとさすがに少し悔しい。特に、健康志向が行き過ぎて「バターも砂糖も使いません!」みたいなお菓子は大抵「でしょうね」という味であることが多い。バターも砂糖も偉大なのだ。

 日付が変わる頃に就寝。


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