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12月7日(土) 朝倉彫塑館。

2024年12月09日 08時02分07秒 | 2024年

 8時半起床。

 朝顔の水やりと施肥をしてから、ゴミ捨て場の掃除をする。今週は管理当番だったので、最終日は念入りに掃除をしてからお隣さんへ引継ぎをする。

 朝食は蜂蜜入り豆乳ヨーグルト。

 今日は妻の2週に1度のオンライン研修受講日なので、私は娘と外出。

 10時過ぎに家を出て、上りの新幹線に乗る。

 品川で常磐線(上野東京ライン)に乗り換え、日暮里で下りる。

  コンコース内にフェリシモの「ハッピートイズプロジェクト」(HAPPY TOYS PROJECT)のお披露目ブースが設置されており、思わず立ち止まる。可愛いぬいぐるみに娘より私が食い付いていた。

 駅から5分ほど歩き、目的地の「朝倉彫塑館」に到着。

 娘が大好きで録画しているNHKの『ねこのめ美じゅつかん』シリーズの中で紹介されていた彫刻家・朝倉文夫の作品を展示する美術館である。

 元々は朝倉本人のアトリエ兼住居だった建物をご遺族が美術館として公開し、後に台東区が譲り受けて現在は台東区の施設となっている。建物は2001年に国の有形文化財に登録され、その後2008年に敷地全体が「旧朝倉文夫氏庭園」として国の名勝に指定されたそうだ。

 猫好きの娘は『ねこのめ美じゅつかん』シリーズの中でもこの朝倉彫塑館の回をヘビロテしており、今日はその実物が見られるということで、いつのお出掛けにも増してノリノリである。

 朝倉文夫没後60年特別展「ワンダフル猫ライフ 朝倉文夫と猫、ときどき犬」の開催中ということで、メインの展示フロアに入った瞬間、本当に猫だらけで驚かされる。そして、何と言っても館内の雰囲気が素晴らしく、とても居心地が良い。

 写真撮影の許される場所が限られているため載せられないが、朝倉の代表作と言われている「墓守」に惹きつけられた。この感動を表現する語彙がないのが悔しいが、厳かさと柔和さが共存する独特の存在感を放っていた。

 『ねこのめ美じゅつかん』で紹介されていた「たま(好日)」も展示されており、娘のテンションが一段と上がる。

 建物や中庭も素晴らしく、「こんなところに住めたらいいな」という理想が体現しているような空間である。

 ブロンズ像の製造工程を動画で学んだり、実際に触ることも出来る。金属らしい冷やっとした触感の一方で、金属らしくない軽さや柔らかさも感じられる。

 「ワンダフル猫ライフ 朝倉文夫と猫、ときどき犬」なので、犬の像も展示されている。

 私が犬好きだということで、娘が写真を撮ってくれる。私より撮り方が上手い。特に画角の取り方はいいセンスをしている。

 「朝倉文夫=猫好き」として語られることが多いが、犬の像にも凛々しさや優しさが溢れており、動物をこよなく愛していた方なのだろうと推察される。

 お互いに「もう1回あれを見たい」というのを繰り返しながら館内を行ったり来たりし、結局1時間半近く滞在した。お土産も購入し、娘も私も大満足である。来て良かった。

 入谷へ移動し、先日職場の役員さんに連れて来て頂いた喫茶店「トロント」で昼食。先日食べたオムライスの写真を見た娘が羨ましがっていたので、ここまで足を延ばすことにした。

 オムライスとチョコレートパフェを注文し、娘とシェアして食べる。娘もこのオムライスをたいそう気に入ったようである。

 チョコレートパフェは、常連だった西城秀樹さんのお気に入りだったそうだ。

 定番のアイスクリームとたっぷりの生クリームに、フルーツもたくさんのっている。古き良きパフェである。娘は大喜びで頬張っていた。

 オムライスとパフェでさすがにお腹がいっぱいになったようで、娘は珍しくオレンジジュースを残していた。おかげで久しぶりに童心に返ってオレンジジュースを満喫することが出来たが、何だかんだで私もお腹はパンパンである。

 入谷から日比谷線で上野へ出てJRに乗り換え、品川から新幹線で新横浜まで戻り、横浜線に乗り換えて十日市場へ移動する。全ての電車で運良く座ることができ、娘も少しだがお昼寝をした。

 タクシーでスズキのディーラーへ。一足早く到着していた(私たちが15分ほど遅刻した)妻が手続きを済ませておいてくれ、無事に修理を終えた車を受け取る。派手に剥がれていたバンパーは、見事に何事もなかったかのように修理(交換)されていた。納車後1ヵ月を待たずに事故を起こしてしまい、申し訳ありませんでした。お世話になりました。

 「まいばすけっと」に寄ってから、16時半前に帰宅。妻の車庫入れがどんどん上手になっている。

 朝倉彫塑館のお土産を開ける。娘が気に入ったクリアファイルとハンカチを買い、ハンカチは娘(緑)と妻(ピンク)で色違いのお揃いである。

 入浴を済ませてから夕食。先日まいばすけっとで買ったポップコーンを作る。娘は恐る恐る鍋を火にかけ、パチパチしてくると「こわいー!」と言いながらも興味津々といった感じで楽しんでいた。

 焼きそばとポップコーンというお祭りの屋台のような夕食になったが、焼きそばは妻が昼食用に作っていたものだし、ポップコーンも作り立てで思っていた以上に美味しい。

 妻は豚肉と白菜のクリーム煮も作っておいてくれた。美味しいし身体も温まる。

 洗濯を済ませ、娘を寝かしつける。

 日付が変わる頃に就寝。