岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

手作りソーセージ初挑戦の巻

2008-11-25 19:04:11 | レシピ

ベーコンとか生ハムとか自宅での食肉加工は楽しいですな。
他にもパンチェッタ(生ベーコン)とか、レバーペーストとか挑戦したことがあるのですが、なぜかソーセージだけはやってなかったんですよね。
なぜって、やっぱり羊なり豚なりの腸に詰める作業がなんとも敷居が高く感じられるんですよね。
しかし、やっぱりやってみたい。

と、先日豚の腸と豚腸用の絞り袋を買ってきて・・・捧持すること数ヶ月・・・先日その豚腸の塩漬けを引っ張り出してきてみると見ると・・・「もう賞味期限が切れそうじゃん!(っていうかこんなもんにも賞味期限ってあるのね)」
という言うことで一念発起で自家製ソーセージに挑戦。
ソーセージというと燻製のスモークドソーセージが思い浮かぶと思いますが、今回はボイルするのみの、ボイルドソーセージにします。
これだと全工程でもまあ4~5時間くらいで出来ますから。
スモークするにはこの上更に2時間くらい燻製して陰干ししないといけませんしね。

また、今回のレシピは長くて複雑なので、ところどころ(※)マークをつけて後述で補足説明をさせていただきます。
また豚腸用の絞り機は必須です。スーパーとかにはまず置いてませんが、アウトドアのショップや、西武や伊勢丹などの大手百貨店の食品売り場で大概売っています。
下記にリンクを張って置きますので、そこから購入することも可能です。

 ★★材料★★
 
 豚バラ肉・・・・・・ひとかたまり(今回は450gだった)
 豚腸・・・・・・・・一つ(※1)
 塩・・・・・・・・・豚肉の重量の2%(今回は9g)
 スパイス類(※2)
  ├セージ
  ├ローリエ
  ├クローブ
  ├胡椒
  └ナツメグ
 細かく砕いた氷・・・・・・・・・50gくらい

 ★★作り方★★
 
 1.豚腸を流水で塩抜きする。柔らかくなったら開いている口を絞り袋の金具にはめて水を通しておく

 
 2.スパイス類をミルミキサーで粉にしておく

 
 3.まず豚肉を細かく刻む。1cm角くらいに刻んだら、包丁でがつがつ叩く

 
 4.叩いた肉の半分は氷を加えてフードプロセッサーで更に細く挽く(※3)

 
 5.肉をボールにあけて(2)のスパイスと塩を加えてしっかり練る(※4)

 
 6.練り上げた肉の具合をみる。小さいハンバーグ状の塊を作って弾力を確かめ、焼いて味を見る。ちょっとしょっぱいくらいでよい(※5)

 
 7.絞り袋に絞り金具を装填して、さらに豚腸を手繰って絞り金具に溜めておく

 
 8.絞り袋に肉を詰めて搾り出し、空気が入らないよう慎重に、ソーセージを形成していく(※6)

 
 9.大きな一本を半分に折ってクルリと捻じ曲げると半分の長さに。今回は1/4の長さで止めて、市販のフランクフルトくらいの長さになった

 
 10.65~70℃のお湯で60分じっくりボイルする(※7)

 
 11.ボイルが終わったソーセージを今度は氷水で一気に冷やす

 
 12.氷から引き上げればまずは完成(※8)

★★ポイント★★
■※1(豚腸の塩漬け)
豚腸はとにかく長く入ってます。今回は多分1パックの中の1/4も使っていないと思われ、たぶんこの4倍の量でも1本の豚腸で作ることが可能だと思われます。

■※2(スパイス類)
今回のスパイス類はあくまで目安です。
マジョラムやオールスパイス、クミンなどを使うこともあり、またレモンやバジル、紫蘇を入れたソーセージもあります。

■※3(氷)
氷はフードプロセッサーの摩擦熱で肉がダレるのを防ぐためです。
水っぽくなりそうな気がしますが、何故か大丈夫でした。
たぶんもっと加えても大丈夫です。

■※4(しっかり練る)
よく練ることで、塩と肉のたんぱく質が反応して糊のように結着します。
これを怠ると、ソーセージというより細長いハンバーグになってしまいます。

■※5(ちょっとしょっぱい)
この後ボイルする時に塩気がやや抜けるのと、時間が経って塩がなじむので、ここではややしょっぱめくらいが丁度良いのです。

■※6(空気が入らないよう)
そうは書いてありますが、結構大変です。
まず絞り機から肉を搾り出すまでは、豚腸の先は縛らないでおき、絞り機から肉を出した後に空気を絞りながら縛ります。
それでも空気が残ってしまうことはあるので、その際には細い張りで「プスっ」と挿して空気を抜きましょう。
そこから肉が流れ出たりはしません。

■※7(60~70℃)
たんぱく質は固まるけど、火が完全に通らない絶妙の温度です。
大変ですが、温度計とにらめっこでがんばりましょう。
なるべく大きな鍋でやると温度の変化が少なくて楽です。

■※8
ボイルする温度(60~70℃)から自然放熱すると、30℃前後の雑菌が繁殖し易い温度の時間が長いので、一気に氷水で冷やします。
今回はボイルだけですが、この後スモークする場合、そしてスモークの後もこの工程をした方が良いでしょう。

★★食べる!★★
そしたら後は食べるだけ!
直ぐ食べても美味しいですが、1日くらい置くと塩やスパイスが馴染んで、いかにもソーセージになります。

さてここからは写真をデカクしますよ!!

さらにボイルするソーセージも良いのですが、せっかくの荒挽きプリプリの極太ソーセージなので、じっくりと焼いていただきましょう。
フライパンが冷たいうちから弱火でじっくりじっくり、片面10分もう片面7分くらい時間をかけて焼きましょう。


ザワークラウト(ドイツのキャベツの漬物)やマスタードを盛り付けて・・・ビールは必須ですよ!
今回は、白菜と大根、にんじんをコンソメスープとワインビネガーで煮詰めた、ザワークラウトモドキを作って添えました。

こうやって改めて見直すと大変な手間ですね~。
実際これ見て作る人がいるのか疑問ですが、まあ一応自分の記録として残してみました。
実際「作ってみよう」という方がいらっしゃったら、コメントなどにていただければアドバイスいたします。
ではでは


■ソーセージ用 口金セット (絞り袋付き)フランクフルト用 ■塩漬天然豚腸(ケーシング)直径34~36mm

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中華風野菜の旨煮+白菜のスープ

2008-11-25 13:01:24 | レシピ


外食では酒呑んでラーメン食ってと高カロリー、高脂肪の限りを尽くしておりますが、自宅ではここのところ野菜たっぷりのヘルシー料理で生活しております。
っていうか、冷蔵庫の中でちょっとだけ余っている食材とかの整理だったりもするんですけどね。
ほとんどの場合、鍋とかカレーになって消費されていくんですけど、余ってるひき肉も使って中華風の旨煮に仕上げてみました。
白菜が沢山あったので、白い厚いところと葉っぱになっているところを分けて、葉っぱの方をスープにしてみました。
どちらも鶏がらスープを使いますが、スープの素を使えば簡単に出来ます。
ラーメンを作るときは鶏がらスープから作る我が家でも、今回はスピード重視で使用しました。
一応写真にある料理の分量は示しますが、野菜の分量はさほど気にしなくて、余っている野菜、そこにある野菜でいいと思います。

■中華風野菜の旨煮

 ★★材料★★
 白菜・・・・・・・5~6枚(白い厚いところだけ使う)
 ピーマン・・・・・1~2個
 蓮根・・・・・・・1/3本
 にんじん・・・・・1/3本
 ひき肉・・・・・・50g
 鶏がらスープ・・・100ml
 醤油・・・・・・・適量
 塩胡椒・・・・・・適量
 水溶き片栗粉・・・適量

 ★★作り方★★
 1.白菜、ピーマンを2cm角に切る
 2.にんじんと蓮根は5mm厚くらいのいちょう切りにして、鶏がらスープで5分ほど煮ておく
 3.中華なべに油(分量外)を引き、ひき肉を炒め塩胡椒、醤油でやや濃い目に味付けする
 4.白菜、ピーマンを加えて更に炒める
 5.白菜ピーマンに6分ほど火が通ったら、にんじん、蓮根をスープごと加えて、煮るように炒める
 6.味を見て、塩胡椒で調整し、最後に水溶き片栗粉を加えてとろみをつけて完成

■白菜のスープ

 ★★材料★★
 白菜・・・・・・・上記の旨煮で余った葉っぱの方
 長葱の葉・・・・・1把分
 鶏がらスープ・・・300ml
 塩胡椒・・・・・・少々

 ★★作り方★★
 1.適当な大きさに切った白菜の葉を鍋に押し込むように入れ、冷ました鶏がらスープを入れ、弱火~中火でゆっくり加熱する
 2.スープが沸騰したら、塩胡椒で味を調え、刻んだ葱の葉を散らして、もうひと煮立ちさせれば完成

★★ポイント★★
野菜は火の通りにくい順に入れていきますが、固い野菜、火の通りにくい野菜は前もってスープで煮ておくと、スープに旨味も出て、好都合です。
前述にもありますが、冷蔵庫の余った野菜の整理的な料理なので、材料や分量はかなりアバウトでいいと思います。
ガラスープが固形コンソメの素になったり、白菜がキャベツになったり、後から思いましたが、旨煮に小松菜などの青菜や、ひき肉の変わりにむき海老なんか加えても美味しそうですね。
これを御飯にかけても八宝菜飯みたいで美味しいかも。


■《有紀食品》ガラスープ【130g】


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桂花ラーメン 新宿東口駅前店

2008-11-25 12:39:18 | ラーメンレポ


新宿麺三連発行きます!
やたら長い休憩時間なので、迷いに迷って桂花ラーメンにやってきました。
正直近くの博多天神も悩んだんですが、博多系のとんこつは最近結構レポしてるし、たまにはこういう老舗もいいかな?
ということで、熊本ラーメンして桂花は初進出に近いくらい早めの出店だったと思います。
博多系のとんこつスープが入ってきたあと、そのとんこつスープの上に「マー油」と呼ばれるにんにく油を浮かせたスタイルは当時香味油の概念が弱かった関東圏の人間にはなかなかのインパクトでした。




頼んだのは桂花ラーメン。
デッカイ角煮のほかヤサイなどが乗る太肉麺(ダーローメン)もどうかと思ったのですが、摂取カロリーが気になってしまって・・・(もうこの際一緒だと思う・・・)
乳白色のスープに浮かぶマー油、最近はなっつっ亭等のにんにくを焦がしまくった真っ黒のマー油も流行っていますが、この程よく香ばしい茶色いマー油の方がとんこつとのバランスが取れていると思います。
博多系のとんこつに比べて、麺が太目なのは熊本ラーメンの特徴。
タレも塩っぽい博多系のものと対照的に、醤油が多く使われているので、濃口醤油文化の関東圏では馴染み易いのかもしれません。
ここのところの桂花は店舗を増やしたり、セントラルキッチンでオペレーションを簡素化してフードコートに進出したりと、正直な話商売上手すぎて「なんだかなあ」と思っておりましたが、このお店は昔と変わらないボロさ(失礼)と美味しさでした。
ごちそうさまでした。
ではでは


【地図】東京都新宿区新宿3-25-6

【桂花ラーメン】


■ふわ~っと香り、コクのある旨さ熊本 桂花ラーメン(16食入)


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