岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

中華そば 春木屋 新横浜ラーメン博物館店

2009-11-13 01:04:45 | ラーメンレポ
ひょんなことから真昼間の新横浜です。
お昼時はちょっと過ぎた辺りですが、昼食はまだです。

そしたら・・・

ジャン!

新横浜ラーメン博物館しかないじゃないですか!?


300円の入館料を支払って中に入るとそこには昭和30年代を模した空間が広がっています。
真ん中の広場では盛大に紙芝居がやってました。
それにしても、こちらラーメン博物館にお邪魔するのは実に4年ぶりくらい。
ラーメンの食べ歩きをするものとしては大変怠惰であると言えますが・・・いろいろ他にも忙しいんだもん(というだれに対してでもない言い訳です)

いろいろ美味しそうなお店が立ち並んでいる中ですが、春木屋さんにしました。


荻窪の名店として60年以上。
時代と主に移り行くお客さんの好みの変化を敏感に感じ取り、味を微調整しながら、「変わらない昔ながらの味」を作り続ける。
という、「変わる」ことで「変わらない」を演出する味というのがどうしても気になってですねえ。
というのも自分が春木屋に行ったのは、もう20年近く前の話でそれ以来ご無沙汰でした。
そのときの味と「どう変わって」「どう変わってないのか」それが気になってですね。
まあ、生意気にも味を確かめてやろうと・・・そんな不届きな気持ちからのお店のチョイスです。

メニューには創業当時の味を再現した復刻版の中華そばもあったのですが、それでは意味が無いので、ここはシンプルに「中華そば!」




醤油色のスープにやや太目の縮れ麺。
大きなもも肉のチャーシューにメンマ、のり、そしてねぎを散らしたこれこそ東京醤油トラディショナル。
外見的には、昔荻窪で食べたのと変わらない感じですが・・・でもやっぱり麺が太くなったかな?そしてもちもち感も強い。
そういえば表面にラードが多めに浮いていますね。
このラードがこってり感を足しているのと更にスープのフタの役目をしておりまして、これのおかげで湯気が立たず、スープは熱々のままです。
スープもかつては煮干が強かった印象ですが、鰹節の量が増えている気がします。

確かにこれは春木屋のラーメンの骨格を残してしっかりと肉付きをして成長させた味ですね。
2004年にラーメン博物館に入ったときには正直「何を今更・・・」と思いましたが、実際食べてみるとさすがと言わずにいられません。
老舗の名に甘んじない姿勢にも好感を覚えました。
ごちそうさまでした。
ではでは

【Webサイト】
【ラーメンデータベース】
【地図】神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21 新横浜ラーメン博物館内


■メイキング・オブ・新横浜ラーメン博物館


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