木曜の午後、けいちゃんをママの所に連れ帰る。
今週は3泊と短かい滞在。
その夜 義父母をママと3人で訪れたが
義父は2人の息子たちとボーリングに行って留守
義母が一人でテレビを見ていた。
義父はこの15年間に咽頭ガン、大腸ガンを克服したが
去年の春 肝臓ガンが発見さ れ その時はあと6ヶ月の命だと宣告された。
キモ治療を受け、腫瘍は医者からも 奇跡 と言われる程 小さくなり、
今に至っている
彼の”生きたい ”という強い気持ちが この奇跡をおこしている。
会えなかったのは残念だったが、ボーリングをして楽しむ程
元気にしているようで嬉し かった。
義母とママと3人で話がわいた。
女3人集まるともちろん ゴシップ!
ママの大学の友人 3年前に結婚し2才の女の子もいる。
なんと、御主人が突然 ”離婚したい ”と持ち出したらしい。
予期もしない事に友人は動転。
と、ここまでママが義母に話すと 彼女の口から出た言葉が、
”Short Skirt Walked By Him ”
”はあ? ミニスカートがどうしたって? ”
初耳の表現だったが、ようするに 男の浮気 を指摘しと事だった。
義母の2人の娘は彼女たちの御主人の浮気で離婚
一人は今だその傷が癒されずにいる。
そして娘のその痛みは義母の痛みになり、
似たような状況であるママの友人の話に
自分の事 のように憤慨したわけだ。
しかし 凄い勢いだった。ママも私も開いた口がふさがらなかった。
離婚率の高いこの国、娘たちは子どもの頃
”うちの家族は普通じゃない! 両親がまだ離婚してなくて義理の兄弟が一人もいな い!” と、、、。
義母は言う
”余りに義理関係の兄弟姉妹が多いこの国、
同じ遺伝子をもった人と知ら ないで結婚してしまう事もおこりうる。”
そして義母の憤慨は徐々に頂点に達してきた。
”貴方の両親が 離婚の多いこの国で ここまで結婚生活が続けられたのは み
んな貴方のママの高徳よ。自分のむすこだけど あの子はどうしようもない子だ!”