中学時代に好きだった人から E-メールが届いたのが
丁度１年前。
その後 何度かメールで
連絡を取り合っていた私たちだったけど
ぷっつり それが 途絶えて 半年は経つ、、、。
中学２年の冬 産まれて初めて マフラーを編み
その彼に プレゼントしたことがあった。
そのマフラーが ４０年以上 経った今も
この世に存在している事を知った時
涙が ぽろぽろと 何重にもなって 頬を伝わった。
今も その事を想うと、、、、
、、、、、、 泣ける。
それと同時に 思い出す事がある。
１８ヶ月だった乳児の私をおいて
家を出た母から
突然 手紙を受け取った私は
母に会いに行こう、、、と
１１才になる娘を連れ 初めて 帰国した。
私、、、３６歳の冬、、、、。
その旅から アメリカに帰って来たある日
”あんた お母さんに 何で
アンタを置いて家をでたんか 聞いた？”
と 友人に尋ねられた私は すぐに
”そんな事 聞く必要なんてないよ。
あの時代は シングルマザーで子育てをする事など
社会で受け入れてもらえなかったの
医者だった私の祖父の元で 私が育つほうが
私の為やと思って お母さんは私を置いていったのよ。”
そう云った私に 彼女がこう言った。
”本当にそう思っていたら
聞けるんやないの？”
ぐさりと 来た。
大切にされたマフラー、、、
高知から 名古屋に 名古屋から北海道に、、、
捨てられずに 今も、、箱の中、、、
そうして
それを覚えていてくれた人がいた。
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