はちきんizyのアメリカ丼

料理にすると丼カップル
はちきんイジーとアメリカンいごっそうバッキーの
山あり谷ありの国際結婚ブログです。

前科のある方が

2019-11-24 |  私の仕事

寿司のセールがある水曜日

寿司子と二人で寿司を握っているとアジアンデパートメントの大ボスがやって来た。


いくつかの店を任された District manager のちゅーさんだ。

 

ちゅうさんが寿司子と長い時間

中国語で話をしていたのが気になり

彼がその場を去るや


”何話してたの?”  と話の内容を寿司子に訊くと

 

私たちが働く部署に新しく雇われるマネージャーの事を話していたようだった。


 新しく雇われる中国人男性、、、トンさんの事を寿司子がこう話し始めた。


”トンさんはね 奥さんと喧嘩して彼女に大きな火傷を負わせてしまって

6年間の刑をうけ出所したばかりらしいの。

喧嘩をした時にトンさんも火傷して顔に傷があるらしいわ。”


驚くような内容の話を淡々と寿司子が私に話す。



刑務所に6年もいて出所したばかり

その上女性に暴力をふるう人。


えーーーーーーーーーー


そんな人をいくら人手不足だからと言って雇うとは、、


頭の中が混乱して来た私に


”トンさんはね ちゅうさんがその昔この会社の1店舗でシェフをしていた時

マネージャーだったらしいのよ。”  と

まるでとんさんをかばうかのように寿司子がそう続けた。


 

新しいボス  トンさんに対して

短気で理性の効かない人と言うイメージが私の中で広がった。

 

 

翌日寿司で働いていると

顔に大きな火傷の傷をおった男性がアジア人の男性と店にやって来た。

トンさんに違いない。

そう思った私は見て見ないふりをしながら

トンさんだけでなく一緒にやって来たもう一人のアジア人男性の様子も細かく観察した。

 

トンさんの顔にあった火傷の傷は想像していたより深く

顔が変形していた。

そのせいもあり表情が分からない。


もう一人のアジア人男性からは

トンさんを心配されている気持ちが彼の表情や体の動きから

じんじん伝わって来た。


その時からかなぁー


前科を持ってしまったトンさんがこうして機会をえ

社会生活を再スタートできる事を嬉しく思ったのは、、。


トンさんは来週の月曜日から仕事をスタート

月曜日仕事の私は彼を歓迎できる気持になった自分に安心した。




 

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