”大変だぁ~。今日はドラムの練習がある日だ。” と
カメ君が大慌てで地下室にいた私に伝えに来た。
練習は8時から 時計を見ると7時40分。 ぎゃー
すっかり練習を忘れていた私も大慌て
濡れた髪の毛のまま
カメ君が通う小学校へ車を走らせた。
ドラムをするのはカメ君だけなので
練習は先生と1対1
遅れては申し訳ない。
今週の木曜日はサンクスギビング の為
学校も水曜日から休みに入るんで
私の頭の中にあるスケジュールがこんがらがったのかなぁー
年と共にこんな失敗が多くなる。
新しく雇われたトンさんと月、火と一緒に働いている。
14歳の時にアメリカにやって来たと言うトンさんは
英語に中国人独特のアクセントがない から
コミュニケーションもとりやすいし
アメリカ人のボスにも必要な事をちゃんと伝えられるから頼りがいもある。
他の中国人の従業員に見られない謙虚さも感じられ
一緒に働きやすい人でもある。
仕事に対する姿勢や態度が日本人のようだと思ったら
出身は台湾で何とお母さまは日本人だった。
顔の半分に深いやけどの傷があるのは
自分も奥さんと一緒に死のうと思い火をつけたかららしい。
刑務所では他の囚人から拷問のような暴力を振るわれ
生きて出られるとは思わなかった とも話されていた。
とてもまじめに仕事に取り組んでおられるトンさんの姿に
応援する気持ちで一杯だ。