今日、WBC決勝で日本はキューバに10-6で勝ち、栄えあるWBC初代チャンピオンとなった。が、このネタは改めて(笑)
昨日(20日)、京都の新風館でカイル・ビンセントのライブを見てきた。以前、このブログでも書いたけど、ファンが招聘して来日が実現した訳で、我が盟友(?)Brendaさんもこの、カイル招聘プロジェクトに深く関わっているというのもあり、見たいなとは思っていたのだ。が、関西地区では18日にえでぃさんの店(大阪・西天満)、19日にBBA(京都・北山)でそれぞれライブが行われたが、両日とも出張で行くことが出来ず残念...だったのだが、20日にも京都・烏丸の新風館でライブがあると聞いたので、これは行かねばと思ったのである。正直言うと、仕事が終ってから京都へ行くのはキツいのだが、これが関西地区最後のライブだし...で、結果的には、キツい思いしても見る価値のあるライブだった。
到着した時には、既にライブは始まっていた。ギター・キーボードの弾き語りによる、シンプルなステージ(途中ファンの方によるコーラス参加あり。Brendaさんも歌ってた)。が、それだけに、歌と曲のよさが際立っていた。カイルの音楽を聴くのは初めてだが、透明感のある歌声もそうだが、実にメロディがいい。分かりやすくて覚えやすくて心に残る。アップテンポの曲でもスローな曲でも、メロディがとにかく印象的。妙にセンチに流れないのもいい。聞けば、カイルはビートルズやエリック・カルメンに多大な影響を受けているそうで、なるほどと納得した。けど、これだけいいメロディが書けるのに、今いちメジャーではないとは...やはり、今では流行らないタイプのシンガー・ソングライターなのだろうか。勿体ないなぁ。70年代ならウケたろうに、なんて事をぼんやりと考えながら、カイルの歌に聴き入っていた。
大変失礼ながら、観客は決して多いとは言えなかったが、カイルはたとえ少なくても、自分の歌を聴きに集まってくれた人に対しては、常にベストののパフォーマンスで応えようとしているのが、こちらにも伝わってきた。3月も下旬とはいえ、まだまだ屋外でのライブはつらかろうに、そんなそぶりなど全く見せずに彼は歌っていた。ファンでない僕ですら、その人柄の良さに感じ入ってしまうライブだった。実に素晴らしかったです。
ライブ終了後、ファンの人たちに紛れて写真を撮って貰ったりしてから(笑)、皆で打ち上げ(?)会場へ移動。はい、ちゃっかりついて行きました(笑) 場所は一度行った事のある、お馴染みJun Greenさん御用達のイゾルデというワインバー。こじんまりとした店内にテーブルが用意され、適当に座ったらなんとカイルの正面というベスト・ポジション。ファンの人には申し訳なかったかな(笑) シャンパンで乾杯し、ベジタリアンのカイルの為に用意された料理を食べながら、カイルを中心に会話の花が咲く。Brendaさんは通訳も務めていて、初対面の僕を紹介してくれたが、なんか照れくさい(笑) その上「彼はフォリナーのコピーバンドやってるんです」なんて言うもんだから、余計に照れてしまった(なんでやねん) しかも、ミョーにカイルにウケてしまって(爆)「バンド名は何だ?Cold As Iceか?」なんてジョークまで飛び出す始末(爆)でも、フォリナーにカイルが反応したのが、なんだか嬉しかったりして(爆)
ふと思うことがあって、隣にいたファンの女性に「カイルっていくつなんですか?」と聞いてみたら、「内緒だけど、1960年生まれです」という答えが返ってきた。なるほど、同年代か。もしすると、同じような音楽を聴いてきたのかもしれない。とフォリナーに反応したカイルを見て感じたのでした(笑)
それにしても、アーティストに直接コンタクトを取り、日本へ招いてライブを実現させ、一緒に食事などして過ごすとは、なんて贅沢な音楽の楽しみ方だろう。今回の招聘プロジェクトに関わった人たちの、ここへ至るまでのご苦労は容易に想像出来るが、それもこれもカイルが来て、その歌を聴いて、楽しそうに過ごしているのを見たら吹き飛んでしまうだろう。本当にお疲れさまでした。満足そうなカイルと、彼を囲むファンの皆さんの満ち足りた笑顔を見ているうちに、こちらまで幸せな気分になってしまった夜でした。
もっといたかったけど、電車の時間が迫ってきたので、退席することに。慌てていたので、カイルや皆さんにちゃんと挨拶してなかったかもしれない(汗) ほんと、楽しかったです。
後で聞いたら、二次会はカラオケだったそうな。カイルにとっても、ファンの皆さんと交流した京都の夜は、忘れられない思い出となるに違いない。また来て下さいね(笑)
帰宅してから早速ブログにアップしようと、深夜だったけどBrendaさんに写真を送って貰った。が、加工出来なくて結局写真はなし。Brendaさん、ヘロヘロだったのに申し訳ないです。トラックバックするから許して(爆)