日々の覚書

MFCオーナーのブログ

ミック・テイラー in ビルボードライブ東京

2009年04月22日 23時40分40秒 | ライブレポート

4月も中旬となり、春らしくなってきたどころか、そろそろ夏だなぁ、なんて陽気になりつつある4月20日、久々にコンサートを見てきた。今回はなんと!あのミック・テイラーである。

これを読んでる人で、ミック・テイラーを知らない、という人はまずいないと思うが、一応簡単に紹介しておくと、あのジョン・メイオール&ブルースブレイカーズで活躍したギタリストである。その後、ローリング・ストーンズに加入し、『レット・イット・ブリード』から『イッツ・オンリー・ロックンロール』までのアルバムに参加した後脱退(ダラダラと続くレコーディング・セッションに嫌気が差したから、というのが脱退の理由と言われている)。その後はソロ活動に転じ、1979年には初ソロアルバム『ミック・テイラー』を発表している。

と、ミック・テイラーとはそんな人なんである(は?)。個人的には、彼が在籍していた時期のストーンズが一番いい。前述のソロアルバムも、地味ながら名盤である。要するに、僕はミック・テイラーが好きなのである(笑)

そんな訳で、ミック・テイラーを見に行ったのだ。今回の会場は、あのビルボードライブ東京。初めてである。ついに、あのビルボードライブに足を踏み入れる事になったのだ。武者震いしましたね(爆)

皆さんご存知の通り、ビルボードライブ東京は、かの有名な六本木の東京ミッドタウン内にある。もちろん、ミッドタウンも初めてだ。

今回のミック・テイラーのライブ、FOREFINGERのメンバーである揺れ名人さんとご一緒する事になった。来日公演スケジュールは、4月18日大阪、4月20日・21日東京、となっていたのだが、18日はそれこそFOREFINGERのライブ本番だったので、大阪公演は断念し、20日の東京公演を見る事にしたのだ。揺れ名人さんは、これに合わせて東京出張のスケジュールを組んだそうな(笑)

てな訳でライブ当日、ミッドタウン近くの中華料理屋で揺れ名人さんと落ち合う。なんというか、東京で顔を合わすというのもミョーな感じ(笑)。ちなみに、この中華料理屋、六本木なんてバブリーな街にある割には、良心的なお値段の店だ。中華丼が490円だもんね。これで、生き馬の目を抜く六本木で商売出来るのだろうか?(笑) 他人事ながら心配だが。まあいい(笑)

腹ごしらえをしてから、いよいよミッドタウンへ。う~む、噂には聞いていたけど、やはり凄いとこだ。バブリーでゴージャスで洗練された雰囲気には、田舎者を寄せ付けない強さを感じる(笑)。中に入ってみると、高級店ばかり。商売になるのか?(爆)。絶対にユニクロなんてないのだ(爆)。とにかく非日常である。そんな場所を歩いていると、自分がハリウッド映画に出ているような気になってくるから不思議(爆爆)

さて、その4階にビルボードライブ東京はあった。

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あまりのゴージャスぶりに、思わず写真撮ってしまった。入り口にいた美人従業員が蔑んだ目で見ていたのにも、しっかり気づいていたけどね(笑) でもって、当日券で自由席に入場。ステージから見て左手のテーブルに案内され、あとは本番を待つばかり。

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そして定刻になり、バンドのメンバーと共にミック・テイラーが姿を現した。某誌で、ミック・テイラーの近況を伝える記事を見てて、それによると、彼は随分と太ってしまったようだったが、身近で見るミックは、やはり太っていた(笑)

バンドはミック・テイラーの他、ギター、キーボード、ベース、ドラムが一人づつの5人編成。キーボードはなんと!あのマックス・ミドルトンだ。今回、ライブが見たかった理由のひとつが彼である(笑)

さて、いよいよライブスタート。もちろんというか何というか、知らない曲ばかりだったけど、いい感じ。ミック・テイラーの場合、その音楽はブルースというより、アメリカ的な雰囲気が特徴で、ソロアルバムもそんな感じである。ちょっといなたい印象があって、そこがまたよろしい。評論家風に言うなら“アーシー”なサウンドってヤツだ(笑)。今回演奏したのも、そんなアメリカっぽい雰囲気の曲ばかりだった。なんかこう、自分も年とったらこんなのやりたいな、と思わせる。バンド自体も良い雰囲気で、ミック・テイラー&バックバンドという感じではない。バンドとしての一体感で聞かせていた。ミックのプレイ自体も、大向こうを唸らせるという感じではなく、そこいらのオッサンがギター弾いてる、みたいな雰囲気があって(失礼!)とても親しみやすい。途中、ミックが引っ込んで、他のメンバーだけで演奏した曲もあったりして、それもまた良い感じだった。

一曲一曲が長く、時の経つのも忘れていたら、「サンキュー」なんて言って、メンバーが引っ込んでしまったので、もうそんなに時間が経っていたのかと思いながら時計を見ると、まだ一時間しか経過していない。その間に演奏されたのは6曲。おいおいいくらなんでもそりゃ少な過ぎるでしょ、と思ったらアンコールで一曲。なんと、ストーンズの「ノー・エクスペクテーションズ」である。原曲と比べると、随分爽やかな感じになっていたなぁ(笑)

で、結局、アンコールも含めて7曲、一時間10分ほどでミック・テイラーのライブは終わってしまった。少な過ぎる。やはり、夜の2回公演は良くない。なんとかならないのか。パフォーマンス自体は文句なかったけど、時間は短くて消化不良気味だった。もっと聞きたかったなぁ。マックス・ミドルトンも、ほとんど目立たずに終わってしまったし...

という訳で、レポも消化不良気味なのであった(爆)

でも、これからしばらくは、『ミック・テイラー』や『スティッキー・フィンガーズ』あたりがヘビー・ローテーションになりそうだ^^

コメント (7)
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