「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

妻の神話題

2006-05-15 20:07:28 | 遠野
 いい天気、画像取材にもってこいの晴天・・・・地域では本格的に農作業が行われ、田んぼでは田植えの準備やらであちこちトラクターが走り回っている。
 零細農家の雰囲気を残しながらも、今は農家といえない我身、休耕田の土手の草刈でもすれば母親も大喜び、また集落内でも宮洞の息子、「めずらすく、かしぇんでらな」(めずらしく働いているな)・・・の言葉のひとつも出るだろうに・・・が、草刈は例年は6月に入ってからと自分で決めている・・・汗・・・もう少し草を伸ばしてから、「スパッと」刈りたいものです・・・笑



妻の神・・耳切山頂からみた駒木地区と遠野方面

 何処というあてもなく妻の神方面へ車を走らせ、気が付いたら耳切山の見晴らしのよいところに行き着きました。


天ヶ森

 高原の爽やかな風を受けつつ、いくら暇でも無意味に車を走らせる愚かさといいますか馬鹿さ加減に自分でも気が付く、そのままUターン・・・下界に下って上駒木集落のI氏宅のお馬さん達が戯れておりましたので画像をゲット・・・・。


 駒木らしいといえばそのとおり・・・馬の里の馬でも良いのですが、力強い白馬がまたいいんですよね・・・確か名前は「セキセキ号」だったかな?次回は正面から撮りたいですね。

 そして駒木、妻の神といえば画像の石碑群・・・・
 「大峰山」・・・一番大きなこの石碑・・・明治24年建立とか・・・台座の石には・・・
 円治・政吉・馬之丞・馬吉・間野・鈴松・長次郎・庄治・六之丞・吉右衛門
 長八・善次郎・駒吉・申松・亀三・庄右ェ門・永助・長兵衛・・・と名前が刻まれている・・(非売品読本駒木より)・・・私もいくつかは確認いたしましたが、読めない文字があったり、石に張り付いてのぞいている姿を地元民にはあまり見せたくない、暇人には暇人なのですが、やはりあまり望ましい姿ではないと思うのです。ですから早々に立ち去ることが多く、まだしっかりと見ていないんです・・汗


上駒木、妻の神石碑群

 ということで上記の名前に「亀三」とございますが、一応四代前の先祖ということになります・・・(血縁関係は私とはない)

 大正時代だったか、昭和の初め、福泉寺二世の宥然和尚は地元の方々と古峰ヶ原だったかな・・・講仲間と御山かけをしたとか、その際に宿屋に泊まり、宿帳に氏名を記帳するにあたり、皆顔見知りの親しい関係上、名前の上でしか普段よばないものですから宿帳に、ある人物が「申・酉・丑・馬・亀・鶴・・」と記帳したとか・・・宿屋のご主人に動物が泊まっているのか・・と中居さんが言われたとかで、後で皆で大笑いしたとか・・・・。 
 すなわち「申松・酉松・丑松・亀三・馬吉・・・」というような名前だったらしい・・・・。
 宥然和尚が晩年、我家の伝承行事に来た際に話された内容です。

コメント (5)
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