「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

書き下し文

2007-02-04 19:09:54 | 歴史・民俗
 朝は5cm程度の積雪、日中は時折陽が射すも土淵でいう「ふきらんぷ」すなわち吹雪模様、立春にして真冬の佇まいとなりましたが、考えてみればこれが今時期普通なことでもあるのに、何処か安心している自分が其処におります。


自宅庭先


時折の吹雪



 
 さて、本題の「書き下し文」・・・・



 「御者頭手鑑」文政5年の頃の筆写
 「内等類留抜」文政10年~天保4年・正徳5年~6年
 「弘化4年百姓一揆」

 いずれも遠野家中での出来事を日記風に書き記した資料ということになりますが、弘化4年の三閉伊百姓一揆については、ウエブサイト遠野南部氏物語でご紹介しておりますし、後日、ブログでも早瀬川等舞台となった地を訪ねて現在の風景と重ねながらご紹介予定としておりますので、詳しくはその時に・・・・

 いずれ、家中の者が実名で掲載、出奔した者、或いは女中と駆け落ちした話、火災のこと、盛岡遠野屋敷でのこと等・・・・当時のことが少しではありますが垣間見れる内容と共に書き下しということで、私のようなものでもなんとか読めるといいますか、雰囲気が掴める内容でもあります。

 こうした史料の元本は、痛みが激しかったり、作者不明であったり、元本そのものが行方知れずで写本が残されていただけとか、また解読ができなかった文字等もあったりと随分と苦労された跡も感じられる貴重な資料でもあります。

 こうして素人とはいえ私の手元にもこれら資料があること、なんとか今後の研究にも活かしていきたい、そんな思いがいたします。

 大事に活用して参りたいと思います。

 

コメント (12)
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