眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

校長先生の話

2019-10-16 16:13:47 | 忘れものがかり
校長先生の話は長い
 
大事なことが3つあると言い
1つ目辺りであくびが出る
2つ目の途中で喩え話が始まり
途中で迷子になって抜け出せない
鴉が降り立って現実にかえる
3つ目の半ばで逃亡者が多数
 
それでもまだ
熱心に耳を傾ける生徒もいるのは
校長先生はレアキャラだから
 
節目節目の挨拶だけに顔を出し
それ以外の時間は謎
(みんなは知らないけれど校長先生の本当の正体は世界を股にかける大泥棒なのだ)
 
オチも感動もないけれど
終わることによって満足できる
それが校長先生の話だった
 
他のどんな先生よりも
愛されて、リスペクトされていた
 
ただ校長先生だけが
何のハラスメントとも
結びついてなかったから
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