ある日の夕方。
ドガティ君も一緒にお出かけ。
雪に覆われた原村のてっぺんを脱出。
フリルフスリフへ。
バゲットを買おう。
かわいらしい形だ。
切る時にどう切ったら良いか考え込んでしまう形。
ここは樅ノ木荘。原村最大の温泉施設。
温泉だけじゃない。宿泊もできるし食事もできる。
宿泊料金は低廉で、ごはんのボリュームがすごいらしい。それも朝から。
原村に泊まるというと普通はペンション・ビレッジが連想されるが、実は樅ノ木荘という手があるのだ。
ここからは甲斐駒がよく見える。
ドガティ君がこの樅ノ木荘周辺を歩くのは初めてのことだ。
テニスコート、そのとなりには運動場がある。
以前我が家にいたアイリッシュ・セターの茶々之介氏はよくここで運動した。
ドガティ君を連れて来てあげたのだが、雪が多いね。
除雪されたところをトボトボと散歩。
中途半端に雪が残っていて、遊ぶことが出来ない。
仕方ないね。このあたりの別荘地をぐるっと歩いてみましょう。
モミの若葉。樅ノ木荘っちゅうだけあって、周囲はモミが多い。
別荘地の中は除雪がシッカリなされていて、歩きやすい。
原村の三井の森は、標高が1,400mあたりから始まって上の方へと広がっているが、このあたりは標高も少し下がるので昔から永住者も多い地区だ。
モミばかりじゃないよ。定番のカラマツもある。
お宅拝見みたいな散歩になって来たな。
堂々たるログのガレージ。
道路上で雪が溶けて流れてそれがまた凍る。
零度を挟んで気温が上下すると、いろいろと厄介なことがある。
薄い雪の層の下がツルツルした氷であることも多い。気を付けて歩きましょう。
お宅拝見ばかりしていると、転倒するよ。
だんだん気温が下がって来る。
水たまりが凍結し始めている。
あ、フクロウ。
こっちを見ているね。
下を向いちゃった。
フクロウさん、こっち向いてぇ~。
こっちを向いてくれた。きっと変なオッサンがいるなぁと思っていることでしょう。
私が近づいて行くので、警戒的だ。
ちょっと離れたところに飛んで行って、再びこっちを振り返り、私を見ている。
迷惑なおっさんにフクロウは夕方の自由行動を妨げられた。
すみませんでした。
そろそろ帰りましょう。
温泉、宿泊、食事。みなさん、樅ノ木荘をご利用ください。
阿弥陀岳めざして帰りましょう。
山荘でウイスキー。Ichiro'sだ。
ドガティ君はいつも特等席。
まだまだ八ヶ岳山麓暮らしの退屈な話が続く。
【つづく】