前回の続きだ。
ではまず新しいこの曲からね♪
サザンオールスターズ - 盆ギリ恋歌 [Official Music Video]
熱過ぎる陽射しの中、奥様は江戸の実家に義父母のお世話でおでかけ。
ご苦労様です。

私はアッシーなので、車で奥様をJR鎌倉駅までお見送りする。
陽射しが眩しいわ。

国道134号線を行く。

暑過ぎるね。
空の様相が真夏。
一の鳥居まで来た。

海岸から若宮大路に入ると、一の鳥居までは上りだ。
一の鳥居は大昔に出来た砂丘のてっぺんに立っているからね。
そこからさらに先へ進むと、今度は逆にずっと下がって行く。
海岸沿いの砂丘がある場所にはよくある地勢だ。
妻をJR鎌倉駅前で下ろす。

そして七里ガ浜住宅地まで戻って来た。

その後しばらくして、ランチ。
私ひとりのランチだよ。
焼肉しましょ♪

ひとつ悲しいニュースがある。
我が住宅地唯一の酒店、高山商店さんがついに閉店なさるらしい。

あまりに悲しい。
訪問して店主さんとしばらく会話した。
高山商店さんのスペシャル商品、鎌倉七里ヶ浜本醸造を購入。

また近いうちに、閉店までに、いろいろ買いに行こうと思う。
高山商店さんはこの七里ガ浜住宅地が分譲開始になってすぐに開店している。
この住宅地にまだ200戸くらい(現在は約1,400戸)しか家がなかった頃から高山商店さんは営業をしておられたらしい。その頃は七里ガ浜東5丁目なんて何もなかったそうな。
半世紀を超える営業だ。
それで思い出したのが、この本。

山本節子著、西武王国鎌倉。
第一章は七里ガ浜の異変。

まあ、西武はめちゃくちゃなことをやったらしい。
西武の堤さんは大昔から鎌倉のあちこちの土地を買いまくったようだ。
そして政治に上手にからんで開発を進めて、一挙に儲けた。

特に我々が住む七里ガ浜地区では派手にやったらしい。
七里ガ浜東には、我々が引っ越して来た当時、まだ西武不動産の店舗や西武園芸七里ヶ浜店があった。もちろん今もある外資資本の西友も、もとは西武系列だ。
この本は一部に首を傾げる部分もあるが、それによれば西武は政治を買収して、違法を合法にする荒々しさがあったらしい。

鎌倉の歴史を学ぶというと、ほとんど大昔のことが多い。
でも、それだけじゃないよね。
寧ろ今生きている我々にとっては、近現代史で何が起こったかをよく知ることが、より大事だ。

残念ながら鎌倉市の戦後史はかなりダーティーだ。
市民はよく認識しておいた方がいい。

下水処理場が地区内にある我々七里ガ浜東の住民は、地方税や固定資産税をディスカウントしてもらってもいいくらいだと思うよ(笑)。
だって鎌倉市内のどの地区も新たなゴミ燃焼施設を拒絶して、ついに市内からそれがなくなる予定なんだから。市の判断として、そして市民も無責任だと私は思うね。大災害があった時に隣接の市が当市のゴミを受け入れてくれるとは限らないと思うがね。

高山商店さんのこのお酒。
新潟銘醸さんで作られている。

これがまたとってもスタンダードに作られていて、いいもんだよ。
万能な酒だと思う。
しかしこれも、ここでは得られなくなる。

本当に高山商店さんにはお世話になった。
高山商店さんでは、こんな焼酎を瓶で売っていたことがあるよ。

こちらは熊本の美少年酒造の生産だ。

いろいろあった美少年は、その後再建。
ジャニーズ事務所か?って響きのある美少年( ´艸`)。
さて、高山商店のお酒を飲みながら、これを食べましょう。

豚ばら肉のねぎ塩味だ。
飲みながらね。

どうです、この美しさは。

スペイン産の豚ばら肉らしい。
ドガティ君が匂いを嗅ぎつけた。

暑いので、私はアロォ~ハァ~♪

著者の山本さんがおっしゃるとおり、市民運動は持続しにくいのだ。

きれいごとで終わらずに、鎌倉市の歴史のダーティーな記憶を風化させないことが大事だ。
どうです、このキレイなお肉(何度も自慢する(笑))。

「ボクにもくれやぁ~」と睨むドガティ君。

それは無理やね。
焼き始めた。

煙までおいしいよ。

いやいやいや。なんておいしいの。

脂身が甘いこと。
どんどん焼きましょう。

「あーー、ボクはまたもらえないのかな?」

そうですよ、もらえないよ。
次を焼こう。

ああ、おいしいわ。
お肉も。
お酒も。

この焼け具合をご覧くださいね。

甘い肉だ。
高山商店さん、長年ありがとうございました。

ドガティ君は暑い中、ねんね。

ところで「タッパー」なんて言葉で樹脂製密閉容器のことを呼ぶが、あれは元々はTupperwareっていう企業の名称である。20世紀的な米国企業だ。
そのタッパーの株価が話題になった。下のグラフは昨年の8月1日から今年の同日までの株価の推移だ。落ちる落ちる。この1年いいことなしの株価だったが、直近の何日かで底値から8倍くらいに急上昇。

こんなのを底値で買いたいわー(笑)
【つづく】