那須の第2日、早朝7時に出発。三斗小屋温泉から隠居倉(いんきょぐら)というピークに向けて出発。400mほどのいきなりの急登だ。私は通常年配者向けのゆっくりコースを選ぶことが多いのだが、今日は別、ステップアップ登山コースで、結構ペースが速い。私は過去3回ほどペースに追いつけずに迷惑をかけている。2日目はきついコースと聞いて、それが心配だった。しかし最後までついていき、何とか登り切た。
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隠居倉から、那須の稜線に出る。快晴だ。通常はこの山は風の通り道で、強い風が吹くそうだが、今日はほぼ無風だ。ラッキー。那須三山もバッチリ姿を見せる。午前中は三本槍岳。一度高度を落とし、再び上る。山は三本槍のような形ではなく、穏やかな山容だ。何でも、昔領地争いをしていた3つの国が交互に山頂に槍を建てていたことからついた名前だそうだ。そして再び同じ道をユーターン。登り返しがきつい。(三本槍岳1917m)
稜線に戻ったところで昼食。そして朝日岳へ。この山、山容は四国の石鎚山のように尖っている。ここはピストン。山頂は土曜日とあってごった返している。早々に降りて、茶臼岳への道へ。ここがまたすごい、まるで北アルプスの登山道のような切れた崖だ。
そして14時、ここから茶臼岳に登山。1時間弱の登山時間だが、今日は登り下りを繰り返しており、皆もう疲れている。脚が悪くなった方も発生した。私は大丈夫。皆黙々と必死に登る。茶臼岳は火山の噴火だ。石がごろごろして歩きにくい。
何とは山頂に到達したが、この時点で水がなくなった。私は500ミリリットルを2本持ってきたが、これでは足りなかった。同行者に一口頂く、反省だ、1500ミリリットルは必要だな。最後はロープウエーに山頂駅でゴールイン。朝7時から歩き詰めで、15時30分に到着。8時間半の長い登山トレーニングだった。しかし、8月の白馬岳は登れそうな気がしてきたぞ。