連休の5月3日、人気の山は混んでる。昨年、筑波山の岩場は渋滞していて、途中でUターンしたほどだ。ということで、今日は近場であまり混まない場所、奥武蔵は、高麗から高指山、物見山、そして五常の滝コースを選んだ。ここは昨年、シャガの花が下山道にずっと咲いていたような気がした。
朝、西武線高麗駅に立つ。天下大将軍に地下女将軍、高麗は帰化人が多い場所、朝鮮半島の魔除けだ。
高麗の登山口に、田部井淳子さんの記念碑がある。「日和田山からエベレストへ」だって。田部井さんは、この日和田山の岩場で練習したそうだ。よし、俺もこの岩場で・・ 駐車場は満車、一年で一番賑やかなシーズンだからねえ。
一の鳥居を通過。男坂を登る。小さな子も一緒だ。脚が届くのかねえ。
20分ほど、汗をかきながら。三点確保もしながら、岩場のゴール、高麗神社に到着。急に登ったもんだからふくらはぎがちょっと痛い。巾着田が一望。
そして今日は、富士山がよく見える、右隣は大岳山だ。ぽこんと膨らんだ、キューピー山だ。
さらに進む。岩の登山道を歩く。
日和田山は巻き道を通り、高指山へ。
駒高のお店、40年前もここに売店があった。よく残っていてくれた。今シーズン、アイスの文字を始めて見た。
シャガが見え始めた。結構、きれいな花だ。
物見山に到着、ここで昼食だ。今日は登山初心者が多いから、こんな感じの写真になってしまう。普通の登山者は、写真を撮ったら、次のっ人のために、道標から離れるんだけどね。
オリエンテーリングの標識、そうえいばオリエンテーリング3級というのがあったな、今もあるんだろうか。この標識、新しいもの観たことないけど。
五常の滝方面へ。馬頭観音だ。後ろに回ると嘉永○年と刻まれている。江戸時代の石碑か。まだ新しく見える。
そして五常の滝へ。以前は誰でも入れたが、私有地、今は入場料二百円だ。儒教関係の施設がある。
有座の器、物事はほどほどがよい、その例えで、容器に水を入れ、ほどほどのレベルなら水がこぼれないが、ある程度一杯入れると、器がひっくり返る。面白い仕掛けだ。
五常の滝。水、少ないね。 案内によると、昔むかし、五常というお坊さんが、修行したらしい。「昔むかし」だって、いつの時代か、具体的な時代は書かれていない、ちょっと怪しいねえ。
そして、シャガ、五常の滝から、武蔵横手駅の手前まで、ずっとシャガの群落が続いている。これは凄い、こんな凄いとこ、日本でここ以外にあるんだろうか。私は知らないな。
ということで、所要4時間半、獲得標高900mでした。連休はもう一回、山登るよ。