羅生門効果という言葉がある。黒沢明監督の映画「羅生門」のシーンからついたようだ。犯人が殺人をする、関係者が告白する。しかし殺人という同じ事象だが、説明する立場が違うと、自分に都合のよい理屈などをつけて、全然違う説明になることだ。
最近もネット界隈で、この現象が起きている。飯山あかり氏だ。氏は、衆議院選挙の日本保守党の候補者に選ばれなかったこと?ことから、前回の東京15区補選(このときは日本保守党の候補者だった)の選挙運動中いじめにあったことを事実として、日本保守党の関係者を、罵倒している。毎日罵倒のyoutubeをアップしている。私は、1,2回見て、見るに堪えないことから解除した。もちろん保守党側から、選挙が終わってから、いじめなどは事実ではないと、反論している。
どっちが正しいか、X(旧ツイッター)でアンケートを取ったのがあるが、それによると95:5の割合で保守党側が正しい、となっている、たぶんその通りだろうが、しかし、まだ、飯山あかり氏の動画だけを見て、保守党を攻撃するアンチが湧き出ている。
実は、私にも経験がある。サラリーマン時代、事故や安全衛生上のトラブルは結構あった。社員だけならともかく、協力会社も巻き込むこともある。
事実や対応策をトップに報告するため、事情聴取する。これが一方だけを聞いて報告書を作ると、大きな間違いを起こす。自分を弁護するように喋るのだ。必ず、反対側の事情も聴かないといけない。これが何度か遭遇したことから学んだ私の経験だ。
今回の件も動画は本人が直接喋るから、説得力が出る。しかし、一方だけを聴いて判断してはいけない。必ず反対意見も聞いて、自身でジャッジしないといけない。