Reflections

時のかけらたち

Shine (1996)

2021-10-09 15:22:19 | movie

最近やはり以前に録画していた映画を見ました。見だして2回目であったことに気が付きましたが、
タイトルで覚えていませんでした。一度目はちゃんと見ていなかったか、今見ると感動的な映画でした。
Shine・・・なんという素敵な言葉でしょう・・

 

 

 

Shine (1996) Movie Trailer

 

SHINE

1995年:オーストラリア

監督:スコット・ヒックス
音楽:デヴィッド・ハーシュフェルダー

出演:ジェフリー・ラッシュ、ノア・テイラー、アレックス・ラファロウイッツ (ディヴッド・ヘルフゴット)
   アーミン・ミューラー=スタール (ピーター・ヘルフゴット)
   リン・レッドグレイヴ (ジリアン)
   ジョン・ギールグッド  (セシル・パークス)

 

 

オーストラリア映画の「シャイン」は、同国の舞台俳優ジェフリー・ラッシュ(1951~)を一躍有名にした1996年映画で、ドキュメンタリーなど短編映画を
撮っていたスコット・ヒックス監督(1953~)の長編デビュー作品ということです。ドキュメンタリーに近い作りかと思いました。

人生はいいことばかりではないけれど、生き続けなくてはというメッセージ。最後に輝いたDavid Helfgottを描いた映画です。
Shineというタイトルがいいです。最初はシャイニングというジャック・ニコルソンの映画と混同してしまいそうでした。
録画してみているうちに、これは見たことがあると思い出し、ストーリーもほとんど先がわかる、覚えていたのでした。
タイトルで記憶していなかったのですね。それに今の方が感動している私。年を重ねたせいか・・・ もういつ見たのか覚えていない。
新しい映画かと思ったら結構古い映画でした。

素敵だった日のことを思い出そうとする。夕暮れ時にピアノに向かうと、僕は一つのシンフォニーになる・・・僕はピアノを弾くとき、喋って
喋って、喋りまくる。自分をなだめて激励して集中する。ピアノを弾くことは素晴らしい。特権だ。唯一の生きる道なんだ。

名曲が次から次へと出てくる映画でしたが、デヴィッド・ハーシュフェルダーのオリジナルと思われるやさしい曲が心にしみました。
多くの苦労の中、精神を病み、ピアノを弾くことも引き金になると禁止されていた主人公がまた音楽を取り戻し、周りの人たちにも
支えられながら、輝き、人に幸せを与えていく存在となっていく・・

デヴィッド・ヘルフゴットがポーランドからオーストラリアに移民してきたユダヤ系という特殊な家庭で育ったことが彼の精神に
影響しているようでした。ホロコーストで家族を失った父親の家族に対する思いが強すぎて、パワハラとなり、家族を苦しめる
愛情となっていく。

父親役のドイツ人俳優、アーミン・ミューラー=スタール がすごすぎ。

 

 

伴侶となったジリアン役の女優さんも大竹しのぶを連想させるような素敵な方でした。キャストはすべて素晴らしかったです。
ヴィヴァルディのモテットが美しく響く余韻の残る映画です。主役のジェフリー・ラッシュはアカデミー賞主演男優賞を取ったということ
ですが、ふさわしいと思いました。

最後のコンサートでの成功のシーンではこちらも涙をもらいました。

 

Vivaldi: Nulla in Mundo Pax Sincera - Arr. Edwards/Hirschfelder

ヴィヴァルディの「まことのやすらぎはこの世にはなく」

 

ヘルフゴット夫妻のドキュメンタリー映画も制作されていますが、現在、実在している人の映画作成は大変だったと思います。
映画が公開されるとヘルフゴットの家族から抗議が届いたと父親に関しては擁護の動きがあったようです。モデルにした映画とだけ
思った方がいいかも。実際はドキュメンタリーで見る方が正しい見方かも。映画として素晴らし映画だと思いました。

実際のデイヴィッド

 

映画シャイン主人公モデルのドキュメンタリー『デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり』予告編(2018年3月3日公開)

 

 

そういえばラフマニノフのピアノコンツェルトにはなかなか生で出会えませんが、そんなに難しい曲だったのですね。
音楽家が音楽と格闘して自分のものとしていくそのすさまじい精神を病むほどの努力を垣間見ることができました。
人々に感動を与える音楽を生むことのなんと大変なことなのだろうと最後は心だけになるその音楽になるまでの葛藤が
描かれていました。

 

たまたま辻井伸行のラフマニノフを見つけました。最初からもが見えない彼がこの曲を弾くなんてすごすぎます。

Rachmaninoff: Piano Concerto no.2 op.18 Nobuyuki Tsujii blind pianist BBC proms

 

偶然、ショパンコンクールの経過を知り、またYouTubeで予選の様子がわかるので見ていたら面白かったです。誰が出ているのかも全然知らなかったのですが、
今まで聴きに行ったことのある小林愛実さんや、すでに有名な人たちもいました。子供のころからずっと天才と言われてきた人や、理工学部や医学部出身の
人たちもいます。参加者は中国が22名で最多、次にポーランド16名に続いて日本の14名、韓国7名となっています。他にチャイニーズ・タイペイもあるので中国人は
すごいです。しかし中国の一次予選通過者は5名と少ないです。国籍は中国でなくても中国系の名前の人はほかにもいました。アジア系の勢いってすごいですね。
こんなに参加しているとは思いませんでした。

一次予選通過者:沢田蒼梧さん 進藤実優さん 反田恭平さん 角野隼斗さん 牛田智大さん 古海行子さん 小林愛実さん 京増修史さん 

二次予選は9日から12日まででコロナの影響か本選もすべてYouTubeでライブ配信するとのことです。

 

HAYATO SUMINO – first round (18th Chopin Competition, Warsaw)

 

KYOHEI SORITA – first round (18th Chopin Competition, Warsaw)

 

TOMOHARU USHIDA – first round (18th Chopin Competition, Warsaw)

 

AIMI KOBAYASHI – first round (18th Chopin Competition, Warsaw)

 

SHUSHI KYOMASU – first round (18th Chopin Competition, Warsaw)

 

パッションを感じる演奏です。聴く方の心にも波が立ちます。

 

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久しぶりの高尾花巡り 日影-2 ・・・ finding autumn flowers in Takao : Hikage -2

2021-10-08 23:25:01 | nature

アケボノシュスラン

咲いていてくれてありがとう

 

 

 

 

 

去年はたくさん咲いていたのに。盗掘されたという・・・
でも2株は咲いているとの情報で、今年はサガミランやハクウンラン、ミヤマウズラ、ベニシュスランなど
ランを見ていなかったので、会いに行きたくなりました。

先に歩いて行った女子2人組が花の近くにいました。この花を見に来る人は多い日影です。
3株見つけていました。その方の話だと4株残っていたとのことでした。

しばらく探していましたら、今度は年配の男性が一人でカメラを持ってきました。
昨年来たときは結構人がいましたが、数が少なくなったのであまり来ていないようです。

iPhoneだとハッキリクッキリ写ります。

 

そして大好きな金平糖のようなミゾソバ。ママコノシリヌグイと似ていますが確認出来て
いません。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

ゲンノショウコも大好きな花の一つ

 

 

 

 

 

 

 

これは何かしら? 

 

キツネノマゴ

 

ハナワラビ

 

メナモミ

 

 

こういう草花は昨年、横山先生の多摩丘陵などでの花巡りで教えていただいた花たちです。
名前も知らなかった花たち。もう先生は一緒に歩かれないのか、寂しいですね。

 

 

 

ダイコンソウ

 

チャノキ

 

センニンソウ

 

日影を上っていても途中はあまり花がなく、少し上に行くとたくさん咲いているようでした。
今回は早めに切り上げて、高尾山口まで戻ってから考えることにしました。戻る途中でまた二人組女子と出会って、
南高尾に行くかもしれないと言って別れました。

彼女たちは日影を上がっていきました。私はバスで高尾駅に戻り、南高尾方面はバスの時間までにだいぶあるので
また出直すことにしました。ケーブルで高尾山に上って、見晴らしのいいところでお弁当を食べることにしました。

 

アキノノゲシ

バス停の近くで背が高くなって咲いていました。

 

ツユクサ

 

高尾駅で

 

Oct. 5 2021   Ura-Takao

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久しぶりの高尾花巡り 日影-1 ・・・ finding autumn flowers in Takao : Hikage -1  

2021-10-07 23:57:42 | nature

何かと気ぜわしく過ごしていたので、高尾山や植物園には行けない日々が続いていました。
いろいろなブログにアケボノシュスランやアケボノソウも咲き始めたとのニュースがあり、いてもたっても
いられなくなりました。南高尾のアケボノソウか裏高尾のアケボノシュスランかどちらに行こうか前日
悩みぬきましたが、いつまで咲いているかわからないアケボノシュスランを見に行くことにしました。
今年はランをあまり見ていませんでした。

日影に久しぶりに来て、歩き始めるとなんだか体が重くて、最初は少ししんどさもありましたが、すぐ慣れて
川の水の音や木漏れ日を楽しみながら、心軽く花々を見ながら歩きました。

秋の花園 日影では秋の花々を色々見つけて、その都度立ち止まり、ゆっくり回りました。小仏城山の方に行けば
もっとたくさんの花がありますが、距離が結構あり、上まで行けば戻るか一丁平を回って高尾山に抜けるか
どちらかしか方法がなく、どちらにしても距離は相当あります。私は日影沢の下の方で花だけを見て回り、そのあと
どこかに回ろうかと思いました。せっかくなので、南高尾か高尾山にケーブルで登るか、小仏川沿いの遊歩道など
候補はいろいろあります。

この時期に日影沢でまず出迎えてくれるのはツリフネソウです。

キツリフネ

 

 

日影沢の入り口にはキツリフネが群生しています。

ツリフネソウは日影林道ではあちこちに見ることができます。

 

 

 

 

 

 

水の音を聞きながら歩くのはなんと気持ちがいいのでしょう。
久々の高尾山。初めて聞く鳴き声の鳥がいました。

 

 

 

日影のバス停で降りて、日影に入っていったのは女性二人組だけでした。
一部路肩が崩れて川の方に降りれなくなっているところがあり、道路補修のトラックと
作業調査をする人が数名いました。

 

光が差し込む木々の間をあるくと生き返ります。

行く道々、この季節はたくさんの菊が咲いていて、どの写真を
撮ればいいのかわからないくらいたくさん咲いています。

シロヨメナ、カントウヨメナ、ユウガギク、ノコンギクなどが
あってなかなか区別がつきにくくて。

シロヨメナ

 

 

 

 

 

ユウガギク?

 

ノブキもかわいいです。

 

 

 

 

ヤマゼリでしょうか?
似たのにシラネセンキョウというのもあります。

 

 

これはちょっとわかりません。

 

 

サラシナショウマ?

イヌショウマは先が細くなっている。

 

サクラダテ

 

 

ミズヒキ

 

 

イヌヤマハッカ

 

アズマヤマアザミ

 

 

 

 

タマアジサイもまだ残っていました。

 

Oct. 5   2021    Ura-Takao

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懐かしい映画 フェリーニ 「道」・・・ Fellini's "La Strada"

2021-10-06 22:42:25 | movie

いま私の頭の中をくるくる回っているのはボビンレースのボビンとフェスティバルが近いカルメンの「ハバネラ」と昨日
裏高尾から高尾まで久しぶりに自然の中を花探しして歩き回った自然。たくさんの鳥の鳴き声も聞きました。

今日は夏にやっと見たフェリーニの「道」をアップすることにしました。ずいぶん昔に録画していたのに、大事にしすぎて、
いつか消えていて図書館から借りてきて見ました。最初に見たのはたぶん小学生の頃、親に連れられて映画館に見に行き、
その後TVで放映されたのを2回くらい見たと思います。初めて見たときはあの薄く雪が残る大地に置き去りにしてザンパノが
去っていくシーンや、最後に波打ち際で泣き崩れるザンパノの姿が強い印象となり残りました。

古い映画で最も印象に残った映画がこの「道」とフランス映画史上ベストともいわれる「天井桟敷の人々」です。

道 La Strada 1954年
制作 カルロ・ポンティ
   ディノ・デ・ラウレンティス
監督・原案・脚色フェデリコ・フェリーニ
脚色 トゥッリオ・ピネッリ
音楽 ニーノ・ロータ

キャスト
 ザンパーノ:アンソニー・クイン
 ジェルソミーナ:ジュリエッタ・マシーナ
 キ印:リチャード・ベースハート

この映画は写真を探して調べていても、涙が出そうになる映画です。ジュリエッタ・マシーナの純粋さのあふれる演技と
あのメロディーあっての映画。

 

フェリーニのネオ・リアリズモ最後の映画とか。特にフェリーニのファンではなかったので、ほかにはTVでジュリエッタ・マシーナ
を主役にした「魂のジュリエッタ」しか見た記憶がありません。サーカスのような映画は見なかったです。

中学生か高校生の頃TVで放映していたのを見たのが2回目。

小学生の頃より、少し成長して、この映画の中での有名な石ころのセリフに心動かされました。道端のどんなに
小さな石ころでも何かの役に立っているとキ印がジェルソミーナを力づけるセリフです。最近の字幕にはキ印という
表現がなくなっていて放送禁止用語だったのですね。キ印はイタリア語でイル マット と呼ばれていました。
天使か神かきちがいか・・解釈はいろいろ。何か愛を感じるシーンでした。

 

中学か高校の頃見た時の字幕にジェルソミーナの「私がザンパノと一緒にいるのは食べさせてもらっているからでは
ないのよ」というセリフがありましたが、今度見たものにはそういう字幕はなかったです。
イタリア語もだいぶわかり、味わいも深くなります。結構単純なセリフも多くところどころわかりました。
アンソニー・クインとかリチャード・ベースハートがよくイタリア語を喋ていると感心しましたが、どこかで
アンソニー・クインは吹き替えと書かれていました。

ジェルソミーナのメロディからよみがえるジェルソミーナの思い出。そしてその死を知り、その深い愛情に
浜辺で泣き崩れるシーンにはこみあげてくるものがありますが、学生の頃の方が今よりもっと感動したと
思います。

ジュリエッタ・マシーナの演技が本当にすごかったです。キュートでもあり、表情豊かで見ているだけで
楽しくなります。ザンパノも彼なりにジェルソミーナを愛していたのだろうと今見るとわかりました。

 

その後イタリア映画はパゾリーニとかヴィスコンティ、オルミ監督とか大学以降は見ました。
だいぶたってからが監督はイギリス人でしたが、マッシモ・トロイージが命を懸けて作った名作
「イル・ポスティーノ」が生まれました。

 

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古い映画を見てみる ・・・ watching very old movies

2021-10-06 02:00:10 | movie

TVで古い映画をやっていたのを録画したりして緊急事態宣言下にいくつか見ました。
年代を見たら、まだ私が生まれる前の映画でした。両親の時代の映画ですね。
父はイングリット・バーグマンがお気に入りでした。

 

西部の男 The Westerner 1940年

監督 ウィリアム・ワイラー
撮影 グレッグ・トーランド
制作 サミュエル・ゴールドウィン
音楽 ディミトリー・ティオムキン

 
キャスト
ゲーリー・クーパー
ウォルター・ブレナン
 
 
 
西部劇という映画のジャンルはほとんど見たことがありませんでした。
今年になって「縛り首の木」という映画でゲーリー・クーパーの渋い演技を見て
大人の男を感じました。その前にはピーター・フォンダの「さすらいのカウ・ボーイ」
を見ましたが、いわゆる派手な西部劇のイメージとはかけ離れたものでした。
 
西部の男では相変わらずの無法地帯が描かれていましたが、そこに住む男の純情さとか
がかわいかったです。ウォルター・ブレナンがよかったです。
定着して農業を生きる糧にする人たちと牛追いのカウボーイたちとの対立や、定着したいと
思う女性と旅に生きたい男性とかいろいろな対比がありました。
素敵な食器を大切にして生活をいとおしむ開拓者に、そうそう「大草原の小さな家」の時代
背景に近いのよねと思いました。西部劇とあのドラマとのあまりにもある距離感。
この映画には「大草原の小さな家」も思い出させるものがありました。
 
黒白映画の迫力もすごかったです。カメラがいいと思ったら、「市民ケーン」などでも撮影で有名な
人だったのですね。それでやっと大作「市民ケーン」もやっと見ることにしました。
 
 
 
市民ケーン Citizen Kane 1941年
監督 オーソン・ウェルズ
脚本 ハーマン・J・マンキウィッツ オーソン・ウェルズ
撮影 グレック・トーランド
キャスト  オーソン・ウェルズ ジョセフ・コットン
 

当時25歳の若き天才オーソン・ウェルズが製作・監督・脚本・主演を務め、映画史に残る傑作として語り継がれる人間ドラマ。実在の新聞王
ウィリアム・ランドルフ・ハーストをモデルに、ある大富豪の波乱に満ちた一生を、革新的な映像技法とストーリー構成で描き出す。
大富豪の新聞王ケーンが「バラのつぼみ」という謎の言葉を残してこの世を去った。その言葉の意味を探るよう調査を命じられたニュース映画
の編集者は、ケーンの元妻や事業のパートナーら、生前の彼を知る人々に取材を重ねていく。やがて浮かび上がったのは、すべてを手に入れた男の
孤独な生涯だった。1942年・第14回アカデミー賞で脚本賞を受賞。

いつでもアメリカ映画のベスト1に選出されている映画です。アラビアのロレンス(米・英合作)もベスト5に入っていたかと記憶しています。
すべてを手に入れながら、人を愛することができなかったという大きなテーマの映画でした。謎めいた展開も飽きさせず、すごくおもしろかったです。
それであのカメラワークがすごかった。斬新で今でも古さを感じさせない映画でした。ベスト1で居続けるのも不思議な感じもしますが、映画史上に
残る映画であることは間違いがありません。

 

 
荒野の決闘 My Darling Clementine 1947年
監督ジョン・フォード
音楽 シリル・モックリッジ  アルフレッド・ニューマン
キャスト ヘンリーフォンダ(ワイアット・アープ)
     ヴィクター・マチュア(ドク・ホリディ) 
 
   
 
ヘンリー・フォンダがまた素朴な人柄を演じていました。
西部劇を見ると銃社会のアメリカの歴史を感じてしまいます。
 
いとしのクレメンタインという歌は有名ですが、そのものずばりの原題のタイトルです。
西部劇の古典とう感じなのでしょうか・・ 子供の頃TVで「真昼の決闘 ハイ・ヌーン」を見たと思うのですが
ほとんど覚えていません。ゲーリー・クーパーとグレース・ケリーの共演でした。

  
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ローマ時代を題材にした映画を二つ ・・・two old movies of Roman background

2021-10-04 23:58:49 | movie

キリスト教が誕生したころを扱った映画を以前録画してあったのでやっと見ることができました。
ほんとうは図書館から借りてきたジェームス・ディーンの遺作「ジャイアンツ」を見たいのですが、
まとまった時間が取れないので、少しずつ見ていたスペクタクル映画の続きを見て見終えました。

「聖衣」はキリストの処刑から始まるカリギュラの時代、「クォ・ヴァディス」はネロの時代。キリスト教が
生まれる時代背景がわかる映画でした。でも結局はラブ・ロマンス、スペクタクル映画なのです。

人間をものとして扱った奴隷制度があり、人が人を殺しあうことを見世物にした時代に、女性や弱者の立場に
立ったキリスト教。今の時代にも変わらぬ教えです。迫害されていたキリスト教が300年後にローマ帝国の宗教に
なって行った経緯も興味があります。

 

 

聖衣 the Robe (1953)

監督 ヘンリー・コスタ
原作 ロイド・C・ダグラスによる同名の小説
音楽 アルフレッド・ニューマン
キャスト リチャード・バートン、ジーン・シモンズ、ヴィクター・マチュア

 

クォ・ヴァディス Quo Vadis (1951)

監督 マーヴィン・ルロイ
原作 ヘンリック・シェンキウィッチ ”クォ・ヴァディス”
音楽 ミクロス・ローザ
キャスト マーカス・ヴィニシウス:ロバート・テイラー
     リジア:デボラ・カー
     ネロ:ピーター・ユスティノフ

同じキリストの時代を扱った「ベン・ハー」の方がキリストの奇跡を描いていて、子供の頃、両親と
一緒に見て感動したことを覚えています。父が若いころキリスト教に傾いていたので、私にも小学生の頃、
聖書物語やギリシア神話の本を買ってもらったことがありました。なんと今のヨーロッパの精神の元になる
ような2冊だったのですね。私はギリシア神話は得意ではありませんでした。聖書の方に深く興味を持ちました。

映画とは直接関係ありませんが、ロバート・テイラーは確か「哀愁」にヴィヴィアン・リーと共演した
俳優だったと思いだしました。デボラ・カーもどういう顔をしていた人だったかも忘れていたのですが
美しく気品があり、素敵でした。思えば「王様と私」に出ていた人でしたね。この古い映画は
中学生のころ見に行ったり、TVで観たりしていたもので、あまり覚えていません。

この二つの映画を見て、アメリカ人が演じているのが、なんとなく違和感がありました。あの英語がね~。
リチャード・バートンの英語はまだいいのですが。それに引き換え、女優の凛としたまた楚々とした美しさ
にあらためて気が付きました。

デボラ・カーを調べていたら「地上より永遠に」に出ていました。中学生の低学年の頃、この映画が見たくて
母に新宿の映画館に連れて行ってもらったことがありました。友人も一緒だったと思います。
それにしてもずいぶん大人びた映画を見たものだと後から思います。

中学生の頃だったか友人と渋谷の東急名画座で「南太平洋」を見て、曲がどれも素敵で感動した
戦争を絡めた映画もありましたね。あの頃は映画っていいですね~と言えるような作品も多かったかも
しれません。東急名画座に行って、同じビルのジャーマンベーカリーでパフェを食べるのが楽しみでした。

「映画の友」や、「スクリーン」を読み始めたのも小学生高学年。その後すぐ音楽シフトして「音楽の友」
「ミュージック・ライフ」「ニュー・ミュージック・マガジン」に変わっていきました。

 

緊急事態宣言下の夏、録画したり、図書館から借りてきた古い映画をいくつか見ましたのでとりとめのない
映画の話が続きます。

 

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パソコンリニューアル ・・・ PC replacement

2021-10-03 19:00:39 | a day in the life

昨晩新しいパソコンが届きました。今度は富士通です。シルバーウィークでNECのパソコンが
安くなっていたのですが、デザイン重視でgood design のこちらにしました。
事前にいろいろなところで見ていたものです。

古いPCに残したのはメールだけでしたが、使うこともあるかと思い、今は隣に置いています。
デスクトップの写真はずいぶん前にディーンから変わった吉澤亮とロシアンブルーです。吉澤亮は
まだあまり有名でなかったころ、電車の中のエステのPRに載っていて、娘にあのポスターで
一緒の女性よりきれいな人は誰と聞いていた人でした。ジャニーズかと思ったりして。今では
大河ドラマに出るくらい成長したのですね。今度のディスクトップはまだ決めていません。

初期設定をお願いしていたので、無線でLANにつなぐだけで、すぐ使えました。
あとはプリンターの設定と写真関係のソフトを入れました。EOSのDigital Photo Professionalと簡単に
画像を編集できるソフトを入れましたが、とても重宝していたJTrimがWindows10に対応していないので
JTrimで検索して入れたソフトがなんだかお試し用だったり、また写真に下のような文字が入りどうしたものかと
思いました。

仕方がないので、今は写真のリサイズは古いPCで作業後アップロードして、新しいPC
でブログアップしています。もし写真編集のフリーソフトで使いやすいものがあれば
教えていただけますでしょうか?検索するとWindows10対象のソフトがたくさんあるので
どれがいいのやらよくわかりません。


またメールサーバーにはなんと7月末くらいからのメールがたまっていたので、削除したり、
新しいファイルを作って保存するメールを自分あて再送していたので、そこに保存しました。

アドレス帳もインポートされていました。

またサーバーがいっぱいでアクセスできないとの警告が出て、削除したメールを完全に消しました。
2か月で800くらい削除しました。

 

お疲れ様のコーヒーブレイクは小川珈琲のドリップで、お菓子は土日、食事作りの
担当になった娘が買ってきたコンビニスィーツ。ゴディバとのコラボで、おいしかったです。

 

ドイツの陶器の子豚ちゃんとリサ・ラーソンの猫に守られて・・新しいPCはキーボードも軽く
スタートしました。

写真編集ソフトについて、おすすめがあればお知らせください。
よろしくお願いいたします 

 

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科学博物館で「植物展」と地球の歴史を見る ・・・ visiting National Museum of Nature and Science

2021-10-03 09:50:41 | nature

9月17日

十一面観音展を見に上野に行った時、このポスターが気になっていました。

またしても最終日直前の展覧会へ。

全く予備知識がなく、今までダーウィン展とか面白かったので、行ってみましたが、植物展は少し
期待外れで、地球館も少し見て帰りました。

 

最近、神代植物公園の温室で見たドラクラの標本がありました。
植物たちも存続するために工夫をしながら生きているのですね。

実物を見ているので、標本だとちょっとがっかりな感じ。

 

ラン科は不思議な植物がいっぱいです。

 

最近よく見るマヤランも地下茎はこんなになっているのですね。

 

 

植物も歴史があって花を咲かせる被子植物は中生代ジュラ紀いわゆる恐竜の時代に誕生したと言われています。
藻から始まり、苔、シダと進化していきます。無から生まれた地球。本当に生命の進化は不思議です。

 

 

光合成、中学の時だったか小学校の時だったか習いましたよね。
すごい仕組み。今でもよくわかっていないかも。

この展示は小、中学生向きのようで子供たちが集団で来ていました。

最後には植物の研究者がどういうきっかけで植物の研究をするようになったかと、研究内容の
パネルがたくさん飾ってありました。

子どもに興味を持ってほしいような意図がある企画でしたので、チケット1900円は高いように
思えました。それでいつも見ている地球館もピンポイントで見てみました。ほとんど人がいなくて、
暗くてちょっと怖いような感じがしました。

ここには地球の命がパッケージされています。
今までと変わりはないのですが、太古の生物や化石に囲まれ、今地球にある生物が標本としておいて
あります。いつみても不思議な感じがする人類の進化。今回は地球の植物環境について少し注意して
みました。とにかく地球の命にあふれているのですが、博物館ではみんな死んでしまっているような薄暗い展示です。

 

46億年の散歩道を通りました。

 

 

 

今回は植物の歴史にもちょっと注目してみました。

 

 

 

 

 

 

科学博物館は建物も素敵です。

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

久々の科博訪問でした。

 

Sept. 17  2021  Ueno

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季節を感じる植物多様性センタ― ・・・ the changing of the season in Plant Diversity Center

2021-10-02 14:11:03 | wonderland

間が空いてしまいましたが、14日神代植物公園の温室とダリアを見た後の多少性センタ―です。

いつも見たい花がたくさん集まっている多様性センターは神代植物公園の中で一番のお気に入りです。
この地区では調布野草園と植物多様性センターが好きなのですが、一番離れていて、本園を抜けないと
かなりの距離歩くことになります。

一番季節の移ろいを感じることができます。

お気に入りのガガブタ

 

 

サクラダテ

 

ハッカ

 

門をくぐるといつも情報館でまずチェックですが、その前にミニ田んぼで水生植物を見ます。
ミゾカクシが咲いてました。

 

キツネノマゴにはよくシジミチョウがいます。

 

 

 

 

 

オケラだって!
朮 (おけら) 古名はうけら  厄除けに使われたとか

 

まだナンバンキセルを見ることができました。

こんなにきれいなのを見るのは初めて。

 

 

センニンソウ

キバナアキギリ

 

キハギ

 

ヤマジノホトトギス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはヤマホトトギスのようです。

 

ツルフジバカマ

 

ヤマボウシの実が落ちていました。

 

タムラソウ

 

オケラ

 

 

 

 

Sept. 14  2021  Chofu

 

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Hoseiミュージアムで江戸東京を見る ・・・ visiting Hosei University Museum 

2021-10-01 22:39:06 | a day in the life

9月29日

大手町の銀行で運用の相談を9月までにすると定期預金の利率がいいとかあって
行ってきました。定年間近になってほったらかしにしていた若い頃やっていたBicとか
解約処理に行ったら、信託預金で分配金が出て、おけいこ代くらい出ますよと
ソーシャル・プランナーに言われていろいろ始めました。最初のころは利益が上がって
いましたが、浮き沈みがあり、又ほったらかし。結局プラスマイナス0ならいいくらいの
結論になりました。それでも定期預金に置いておくのはもったいないので、最近は
リスクの少ないものにシフトしています。今回も目標設定していたものが達成できて
何年かかったかずいぶん前のものですが、今度は各国の国債で運用するファンドに
投資してみることにしました。為替レートとか株価とかまったくわからない私ですが。

大手町はすっかり変わったものの懐かしい場所です。

 

ootemoriは昔は富士銀行があった場所。今ではタワーがたち、第一勧銀と冨士銀行の合併で
みずほ銀行になっています。木々がたくさん植えられて、もう茂っています。

銀行での手続きが済んだら、ここで外の風に吹かれてお弁当をたべてピクニック気分

 

 

地下のスペイン料理店のパエリアランチ。ハーブティーもどうぞと言われて持ってきたのが
マロン・ティー。マロンの香りがして、おいしかったです。

 

 

ここから市ヶ谷の法政大学までとしちゃんのブログで知った展覧会に行くことにしました。
Hoseiミュージアム 江戸東京建久センター特別展<人・場所・物語>

・・・そのなかでこの都市のアイデンティティを担保してきたのは、水流をはじめとする地形、地名、土地の物語や記憶、
それをつなぐ人でした。大きな建造物ではない、小さなモノで構成される生活空間のありようも含め、”Intangible”な
―無形の遺産によって支えられてきた江戸東京らしさを考える展示です。
 持続可能性を優先した定常型社会のありかた、それを支える価値観をここ江戸東京に探ろうと、私たちは考えています。

新宿に住むようになってから小石川とか新宿、上野あたりを歩くと江戸の風を感じることができるようになりました。江戸時代から
繋がっている歴史を。無形の遺産というのがよくわかります。かつて江戸はパリやロンドンに並ぶくらいの街でした。仕事を
していた時に上司がワインとか江戸とか何しろいろいろ興味のある人で、江戸文化の粋についてプリントをもらったことが
ありました。私は今頃やっと古典芸能とかにも興味を持って、見ているところです。

第一会場は九段北校舎でした。

法政大学の市ヶ谷キャンパスが立派なので驚きました。
仕事では国立大学や早稲田くらいはよく行きましたが、私大も
どこも新しくなっているようですね。

学生さんが少しはいたのでほっとしました。通えていなかったらこんなにいい環境が
あるのに残念と思っていました。緊急事態宣言が解除になりましたが、早く日常が
戻ってくれることを祈るばかりです。

会場のボアソナードタワー26階からの眺め

 

根津の街並みの模型だったかしら。

 

 

 

 

 

 

 

いろいろなものを所蔵しています。

 

でも一番面白かったのは学生さんたちが研究したコモンズを再生する東京。
これからつないで行けそうな課題です。江戸の空気、人と人のふれあいを
大切にする街づくり。江戸に学びましょう。

入場料が無料の上、きちんとしたパンフレットの冊子も配布されていました。

 

 

最後に振出しに戻り、最初の江戸東京研究センターでアンケートを出して、シールのスタンプラリーを
提出して素敵なうちわもらってきました。

ここのセンターでは法政大学の歴史も見ることができて、学士時代に読んだ三木清とか懐かしい名前を
発見しました。大内兵衛が総長していたことがあるのですね。まったく知りませんでした。

 

 

帰りはバスがあまり通っていないので九段から地下鉄にしました。
大手町からは都営地下鉄でシルバーパスが使えました。

千鳥ヶ淵も桜の季節とは全く違う趣で静かにたたずんでいました。

 

その前に「ゴンドラ」の前を通ったので、素通りすることができませんでした。
お昼のマロン・ティーがおいしかったのでモンブランを買って帰りました。

 

 

台風が来ているので、風が強く、朝昨日払い忘れた固定資産税をあわてて振込みに
行ってきました。

これから明日来るPCの為に最後のデータ移行とPCデスク周りを片付けなければ
なりません。今日を配達指定にしなくてよかったと思いました。

江戸東京展は10月3日まで開催をチェックしていたのですが、あとから三田村君のFBで
リマインドがあった昨日が最終日の伝統工芸青山スクエアで開催の全国漆器展には
間に合わず残念でした。

 

Sep. 29   2021    Otemachi & Ichigaya

コメント
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