碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

総務省、広告費、青春ドラマ、川田亜子さん

2008年05月27日 | テレビ・ラジオ・メディア
昨日26日(月)は・・・

●総務省が行っている事業の一つに「情報通信人材研修事業」というのがある。その名の通り、各地で開催される情報通信分野での人材育成のための「研修」に、毎年、助成金が出ている。全国の様々な組織が「研修」を企画し、申請してくる。助成金を交付する対象を決めるためには「研修」を評価する必要がある。で、その評価委員というのをやらせていただいているのだ。今年度第一次応募分の”評価”提出の締め切りが迫り、分厚い申請書類の”精査”を行った。

●授業での必要があり、「広告」に関する資料を当たる。電通のデータによれば、2007年の日本の総広告費は7兆191億円。前年比101.1%だ。ポイントとしては、新聞、テレビ、ラジオ、雑誌の、いわゆる「マスコミ4媒体」が3年連続して前年を下回ったこと。一方、インターネット広告費は4年連続増加となる6003億円に達し、ついに雑誌広告費(4585億円)を抜いてしまった。

●クルマ移動の車中で、NHK・FMを聴く。つのだひろサンが話をして、かかる曲は昭和の「青春ドラマ」特集。NHK『若い季節』でザ・ピ-ナッツが歌った主題歌などもあったが、やはり中心は日本テレビだった。『青春とはなんだ』『これが青春だ』『でっかい青春』という初期の”青春3部作”のテーマ曲を歌っていたのは、ぜ~んぶ布施明だ。個人的には、自分の高校時代と重なる『おれは男だ!』や、大学時代の『俺たちの旅』に始まる”俺たちシリーズ”に思い入れがある。とにかく、小学生のころに見ていた青春3部作はもちろん、カーラジオから流れてきた主題歌のほとんどを、今でもフツーに歌える自分にびっくりした。

●元TBSアナの川田亜子さんの自殺を知る。事情や原因などは知らない。プロデューサー時代もお会いしていない。しかし、アナウンサー、特に「女子アナ」が、画面からは想像出来ないほどの、いわば”精神的チカラ仕事”であることは知っている。何があったのかはともかく、合掌。