碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

バレンタインデーの「フジ月9」

2011年02月14日 | テレビ・ラジオ・メディア
(父からも御礼申し上げます)


東京も雪のバレンタインデーだった。

夜になっても降り続ける雪を見て、「天は、浮かれたカップルなんぞに斟酌しないのだ」と笑っていたら、高1の息子が帰宅。

制服の肩も頭も雪まみれのまま、「なんだか、こんなにもらっちゃったよ」と鞄からバレンタイン・チョコを取りだす。

「本命より拝受の手づくり品」をはじめ、一体何個あるんだ?

我が高校時代を思い返して、なんだか、悔しい(笑)。

いや、私たちの頃は、まだバレンタインデーという“チョコの日”なんて定着していなかったのだよ、ホントに。

それでも、なんだか悔しい(笑)。

数々のチョコをテーブルに並べたまま、息子と二人でフジテレビ「大切なことはすべて君が教えてくれた」を見る。

演出の葉山裕記ディレクターは、慶応SFC時代の教え子。

ドラマのほうは、三浦春馬クン、ますます大変です。

息子は以前から戸田恵梨香サンのファンだが、最近は美少女・武井咲チャンも気になるらしい。

若者よ、それでいいのだ(笑)。

映画『ソーシャル・ネットワーク』とコミュニケーション

2011年02月14日 | 映画・ビデオ・映像

映画『ソーシャル・ネットワーク』を観た。

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のデヴィッド・フィンチャー監督作品。


「Facebook」って、こうやって出来たんだね。

まず、ハーバード大の内部というか、学生たちの生態やメンタリティが興味深かった。

ボストン大なんかの見下し方(笑)をはじめ、強烈なエリート意識も。

「Facebook」の創設者であるマーク・ザッカーバーグ。

日本にもこういう学生はいそうだけど、マークの場合、実際に「Facebook」になっちゃったところが凄い。

それと、何かを生み出すエネルギーが、元々は極めて個人的なところから発していた、という点も面白かった。

作っている時が一番楽しそうだったし。

デジタルなつながりと、アナログな人間関係。

一種の狂騒状態が描かれていく中で、コミュニケーションって何だろうとか、ネットってどこまで行くのかなとか、あれこれ考え続けていました。

極めて“現在(いま)”な1本です。