映画『ウオール・ストリート』を観てきた。
『ウオール街』同様、オリバー・ストーン監督作品だ。
冒頭、投資家ゲッコー(マイケル・ダグラス)の出所シーン。
入所した際に取り上げられた品物を受け取るのだが、そこで差し出される無線機みたいなデッカイ携帯電話に苦笑い。
かつて私たちもロケなんかでこんなの使ってたなあ、って。
時間経過を一瞬で見せる上手い演出だ。
前作から現在まで23年。
世界経済も金融界も大きく変わった。
変わらないのは人間の欲望か。
今回はゲッコーだけでなく、彼の娘(キャリー・マリガン)とその恋人である有能な若手投資家(シャイア・ラブーフ)が絡んでくる。
世代交代?
いやいや、マイケル・ダグラス、まだまだ元気です。脂っこいです(笑)。
物語そのものは全体的にやや苦い。
その苦さが、金融界というものの実相なのかもしれない。