碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

今週の「読んで書いた本」 2011.10.23

2011年10月23日 | 書評した本たち

地下鉄・新宿三丁目駅で下車して、放送批評懇談会事務局へ。

ギャラクシー賞「報道活動」部門の上半期審査会だった。

往復の車中で読んでいたのは、横溝正史ミステリ大賞の<大賞>を受けた長沢樹さんの『消失グラデーション』。

夢中で読んでいて、あやうく乗り越しそうになりました。

ミステリを読むなら、こうでなくっちゃ。


今週の「読んで(書評を)書いた本」は、以下の通りです。

よく頑張ったなあ(笑)。


桐野夏生 『緑の毒』 角川書店 

馬場マコト 『花森安治の青春』 白水社

吉田修一 『平成猿蟹合戦図』 朝日新聞出版
 
正岡子規:著 天野祐吉:編 『笑う子規』 筑摩書房

矢吹申彦 『おとこ料理読本』 平凡社

川上弘美 『神様2011』 講談社

NHK取材班 『基地はなぜ沖縄に集中しているのか?』 NHK出版



・・・・吉田修一さんの『平成猿蟹合戦図』は、そのとぼけたタイトルからは想像できない(笑)、大胆な物語展開の長編小説です。

* 上記の本の書評は、発売中の『週刊新潮』(10月27日号)に
  掲載されています。