碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

“捕り物”にも遭遇

2009年08月19日 | 遥か南の島 2009~2012

街歩きをしていれば、遭遇するのは古いクルマだけじゃない。

“捕り物”の現場にも出会ったりする。
 
パトカーが何台もサイレンを鳴らして集まってきたかと思ったら、ファストフードの店先が騒然となり、ふと見ると、大声でわめく男が取り押さえられていた。

警官は皆大きくて、迫力がある。それに武器も持っている。とても抵抗する気にはならないが、そう思わない者もいるのだ。

まあ、半分日本みたいなこの地も、確かにアメリカなんだなあと、あらためて思った。

メルセデス280SEコンバーチブル

2009年08月19日 | 遥か南の島 2009~2012

街を歩いていると、ときどき古いクルマを見かける。

今日、遭遇したのはメルセデス280SEコンバーチブル。立派なビンテージ物だ。

ボディは美しくキープされていたし、エンジン音も良かった。

日本で買おうとすれば、結構します(笑)。

クルマだって、こうやって走れる限りは走りたいだろうし、きっと喜んでいるはず。

ケータイとネット

2009年08月19日 | 遥か南の島 2009~2012

ずっと旅をしていて安心なことの一つは、どこに行ってもケータイとネットがつながっていることだ。

メールも普段通りにやりとりできるし、ケータイで話もできる。

何しろ、日本にいる時と全く同じ状態で、つまり090から始まる番号を普通に入力してもらえば、こちらで受けることができる。

かけてきた相手は、こちらが海外にいることさえ知らないまま、仕事の話をしているのだ。

もちろん、こちらから掛ける場合も、アタマに011と81をつければOK。仕事上、何の支障もない。

かつて、ヨーロッパ・ロケの際、レンタルの国際ケータイを持って行き、帰国後、2台分で40万円ほど支払った。

しかも、繋がりずらい地域もあり、ルーマニアの山岳地方では、丘の上に登り、方角をあれこれ調整しながら、日本と連絡をとったものだ。

そんなことを思うと、まさに隔世の感がある。

通信技術の進歩に感謝です。

本とコーヒー

2009年08月18日 | 遥か南の島 2009~2012

「BORDERS」という本屋さんで、もうひとつ嬉しいのは、お店のフロアの一角に“シアトル系”のコーヒーショップがあることだ。

しかも、買った本とコーヒーを持って、広いテラスに出ることもできる。2階なので見晴らしもいい。

ここでは、よくハワイ大学の学生らしい若い衆を見かける。

買った本を読んだり、ラップトップを広げている者も多い。

なんだか、いい光景だ。

彼らの真似をして、ずっと居続けたくなってくる。

HARUKI MURAKAMIのペーパーバック

2009年08月18日 | 遥か南の島 2009~2012

ごひいきの書店「BORDERS」での“釣果”はいくつかあったが、その中に、前から欲しかった村上春樹さんのペーパーバックが2冊。

『THE WIND-UP BIRD CHRONICLE(ねじまき鳥クロニクル)』と、『SOUTH OF THE BORDER,WEST OF THE SUN(国境の南、太陽の西)』だ。

前者の冒頭に置かれた「Book One: The Thieving Magpie  June and July 1984」の文字を見ると、『1Q84』を読んだ今では、やはり不思議な感慨がある。

書棚の“ハシゴ乗り”

2009年08月18日 | 遥か南の島 2009~2012

映画の後は、大好きな本屋さん「BORDERS」へ。

まるで図書館のような雰囲気と豊富な品揃えが嬉しい。

そうそう、ここへ来ると、どうしてもやりたくなるのが、書棚の“ハシゴ乗り”だ。

単に、上段の本を取るだけなのだが、実に楽しい。 

ハシゴ付きの書棚は、“本好き”の夢の一つである。少なくとも、私にはそうだ。

自分の研究室の本棚にも取り付けたかったほど、このハシゴが好きだ。

久し振りの“搭乗”で大満足、の図。

映画『ディストリクト9』を観た

2009年08月18日 | 映画・ビデオ・映像

ワード・センターの映画館で、ピーター・ジャクソン監督がプロデュースした『ディストリクト9』を観た。

監督はニール・ブロムカンプ。


いやあ、何と言いましょうか。

良くも悪くも(って悪くはないが)「エライもんを見ちまったぜ」感でいっぱいです(笑)。

「DISTRICT9」は「第9地区(区域)」ってなことだが、南アフリカのある街に設けられた“場所”。

そこは、“難民”であるエイリアン(異星人)の居住地区なのだ。

そこに“住んでいる”のだから、人間は彼らとどう“折り合い”をつけるかが問題だが、簡単にはいかない。

実は、とんでもない事件が起きる。

映画全体は、ドキュメンタリータッチで、中にニュース映像(もちろん創作)も織り込みながら進んでいく。

ちょっと『クローバー・フィールド』を思った。

でも、エイリアンVS人類といった単純な話ではない。

それから、かなり激しい戦闘が展開されるのだが、普通の感覚でいうと、結構残酷なシーンも多い。

作品全体も、その独特の世界観のこともあり、決して一般受けはしないはず。

「このまま日本で公開できるのかなあ」と、やや心配しながら観た。

一応、ある種の救いもあり、“読後感”としては、重い・暗い・残酷ばかりじゃないので、ひと安心。

だたし、映像は相当なものだ。

『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督が提供するんだから、当然かもしれないが。

まあ、とにかく、映画館の外に出たら、ふ~っと深呼吸したくなる1本でした。

一番人気は『PONYO』

2009年08月18日 | 遥か南の島 2009~2012

映画館に来てみれば、一番人気はディズニー提供の『PONYO』。

ポスターには、宮崎駿監督の名前ではなく、「スタジオジブリ作品」とある。

吹き替えの役者がすごくて、ケイト・ブランシェット、マット・デイモンといった名前が読める。

あの歌を、全米の子どもたちが歌うのを想像すると、なんだか笑える。

それはそれとして、私が選んだのは・・・

ランチはハンバーガー

2009年08月18日 | 遥か南の島 2009~2012

ランチは「KUA AINA」のハンバーガー。

そのボリュームと、ジューシーなバーガーは見事だが、“お台場店”のほうが美味しかったような(笑)。

それにしても、こんなのを軽々と平らげる人々と、戦争なんかしてはいけません。

お馴染みの風景ではあるけれど・・・

2009年08月18日 | 遥か南の島 2009~2012

青い海、白い砂浜。

このお馴染みの風景を、人工的に造ったというのは大変なことだ。

とはいえ、青い海にも、白い砂浜にも、あまり関心はないので、そろそろ町中へ散歩に出よう。

お目当ては、いつものように本屋さんと映画館だ。

特に本屋さんは、本だけでなく、いろんな文房具が楽しい。

昨日までの島でも大量購入していて、結構かさばる。

でも、すでに“ヤマト宅急便”の予約もしてある。小さな島にはないが、ここなら大丈夫。ほんと、便利だ。

ありがとう、ヤマトさん。

ひとつ屋根の下、再び

2009年08月18日 | 遥か南の島 2009~2012

「ひとつ屋根の下」といっても、例の酒井容疑者の話ではない。

巨大なホテルを眺めていて、これもまた“ひとつ屋根の下”だと思っただけのこと。

しかも、人が恒常的に“暮らす”マンションとは異なるわけで、一時的に人が“滞在”する場所、あるいは一夜だけで“通過”する場所だ。

ホテルというひとつ屋根の下で、ある時間、ある瞬間に、国籍や人種も様々な何百という人生が、すれ違うという意識もないまま、すれ違って行く。

トラブル発生

2009年08月17日 | 遥か南の島 2009~2012

ここまで何事もなく来たのだが、今夜、トラブルが発生した。

それもホノルルの街中ではなく、ホテルの室内で起きた。

部屋のソファに座っていた家族の足に、何とガラス片が刺さったのだ。

見ると、細かいガラスの破片が足元にもあった。しかも、刺さった破片は、ソファの中に埋もれていたものだ。

普通は、有り得ない。

幸いケガは大したことはなかったが、驚いた。

いや、さらに驚いたのは、ホテル側の対応である。

地元WEBラジオに出演

2009年08月17日 | 遥か南の島 2009~2012

昨夜、カフルイの盆踊りで、地元WEBラジオの取材を受けた。

お会いしたのは、「マウイ・ジャパニーズ・ラジオ」という局の女性パーソナリティ、Yumi Takedatsuさん。

ラハイナ浄土院の原源照先生と私へのインタビューだった。

驚いたことに、それが、もうアップされていて、聴くことができる。


マウイ・ジャパニーズ・ラジオ:
http://mauijapaneseradio.com/

このトップページの「最近流した放送」に行き、Aug 16 2009のパート1をクリック。


盆踊りの賑わいの中で、ICレコーダーひとつでの取材は、実に自由かつ機能的に見えた。

しかもWEBラジオだから、それこそ島内どころか日本でも、世界のどこでも聴くことが可能だ。

面白い時代だなあ、とあらためて思う。

島を離れる朝

2009年08月17日 | 遥か南の島 2009~2012

見事に何もせず過ごした。

というか、「何もしない」ことをしに来た島だ。

おかげさまで、だいぶ“チャージ”できた。

今日は、この島を離れ、都会のある別の島へ移動する。

すっと近づいてくる、日本と“日常”。

いわば頭と体の“慣らし運転”に入る。

いつか終わるから旅。

いつか帰るから旅。

「もっといたいなあ」くらいが丁度いいかも。

さあ、出かけますか。


南の島の「BON-DANCE」

2009年08月16日 | 遥か南の島 2009~2012

法要の後は、庭で「BON-DANCE」、つまり盆踊りが始まる。

びっくりするほど大勢の日系人が、浴衣や着物で参加している。もちろん日系以外も。

明治期の一世に始まり、日系人も、すでに五世、六世の時代だ。

当然、日本との距離感は、世代によって大きく異なっている。

それでも、BON-DANCEには、文字通り、老いも若きも参加している。

年に一度の“お祭り”が、こんなにも愛され、楽しみにされ、大事にされている様子を眺めていたら、一瞬胸が熱くなった。