上側の写真は、青葉町にある多摩北部医療センターを貫く都市計画道路3・4・11号線です。
都市計画道路3・4・11号線の数字の意味を解説すると
はじめの数字は 道路の区分を表し、3は幹線道路であることを示しています。
次の数字は 道路の幅員を示しています。4は22m以上30m未満を示しています。
最後の数字は 一連の番号です。
3・4・11号線は 幹線道路で、幅員22m~32m(歩道含む)の道路ということになります。
貴重な緑を切り裂くこの道路は 所沢から東村山市、東久留米、西東京をつなぎ新青梅街道に抜けるらしいです。
都の事業です。
この道路の両側には、青葉棟と桜棟という二つの老人ホームがあります。
道路計画によって、分断され、さらに二つの老人ホームを一つにして、定員も減らしました。
また、今後、都立だったものを、民間に委譲。これから民間社会福祉法人が建設を始めます。お年寄りがまた引越しを余儀なくされます。
下側の写真は、この道路の東村山側から所沢方面に向かう町並みです。
たくさんの住宅が建っていますが、この方々を立ち退かせることになります。
この地域の人たちは、住宅を買ったときにその旨説明を受けているはずなので、反対はない というのが東村山市や都の言い分です。
こうした道路を作ることで、災害のときに、ライフラインが確保できると市長は言うのですが、でも、市内には狭い幅員の道路がたくさんあり、こうした都市計画道路をいくつ作っても、狭い道路が広くなるわけではなく、
逆に、狭い道路の沿道を耐震化することに心血を注ぐほうがじ重要だと思うのですが違っているでしょうか。
防災都市東村山の向かっていくところをしっかりと見据える必要があります。