1月24日、25日は、厚生委員会の視察でした。
24日は、名古屋市の社会福祉法人名古屋厚生会のとりくみ
25日は、静岡県掛川市の障害児放課後デイサービス事業のとりくみ でした。
24日の、名古屋厚生会は、
母子生活支援施設名古屋厚生館愛のホーム
生活保護授産施設クリーニングセンターが中心でした。
福田が大学のオンデマンド授業で施設長の講義を受講し、
ぜひ施設を見せていただき、話を聞いたら…と提案したからです。
直接施設に伺い、理事長初め両施設長から話を聞かせていただきました。
名古屋厚生会の歴史は古く、その前身は大正3年からの夜学開設に始まる。
1943年には乳児保育、授産事業、
1946年、生活保護法の母子寮、授産所を愛知県から委託を受け開始
1970年から譲渡を受け、授産所をクリーニングセンターに改称
白洋舎名古屋支店と委託契約、クリーニングと加工を受託
母子生活支援施設(2施設)と共に、
障害者の就労継続支援B型(セルプ)
同じく障害者の生活介護事業(ワークス)を運営しています。
また保育所2か所、学童クラブも運営しています。
母子寮愛のホーム(定員40世帯)は、同じ敷地に保育園もあり、
利用者は、隣接したクリーニング工場で働きながら子育てをし、
施設の職員の援助を受けて自立への準備をします。
勤務時間は8時から18時まで2交代です。
利用者は配偶者のいない女子、またはこれに準ずる者で
近年は外国籍の人も増えているそうです。
クリーニングセンターの作業収入は、白洋舎等の受託部門も含め
H23年度 1億1427万2538円
入所期間の2~3年の間に
アパートを借りて生活できる
つまり自立して生活できる資金も貯め、公営アパートに入居し
自分で仕事をさがし、生活保護から卒業して
一人で子育てをする力をめざします。
クリーニングとプレスなどの作業を見学させていただきましたが
テキパキと、仕上げの質も企業の要求に応える技術でとりくんでいました。
就労継続支援B型:セルプ は
クリーニング、布製品のリサイクル品(ウエス)、またお風呂に浮かべる『アカパックン』も作っていました。
定員20名で就労率は95.9%。
H23年度の事業収入は2922万5985円
一人当たりの平均工賃は 月42,208円
アカパックンは巷では結構知られているようで
お土産にしたら、娘たちも知っていました。
(写真はアカパックン)
障害者福祉サービス(生活介護事業):ワークス は
18歳以上の知的障害者が、
ペンケースや小型ポーチなどの縫製品作成、下請加工、印刷などの事業を行い
H23年度の収入は 1450万4241円
私は、当日ペンケースを持たずにバッグの中にペンを差し込んでいただけだったので1つ購入させていただきました。
厚生労働省は、生活保護からの脱却を強力に推し進めるため
自立支援事業を自治体に押し付けていますが、
東村山市などのように、職員を削減し、
生活保護受給者の自立助長を援助するケースワーカーの数を
120人に一人の配置のままでは
就労の自立支援さえ十分行われることはできません。
ましてや自立支援事業が取り組むべきものとしている
日常生活の自立(金銭管理など)
社会的自立(地域の中で近所の人々との交流など)
などの支援にとりくむ時間的余裕もありません。
生活保護の受給者は、その個人のせいで需給せざるを得ない状況に追い込まれたのではなく、
多くの人が、高齢者で需給年金が低いことや病気のために年金の負担能力を超える医療費負担などを理由の需給が多いことも、行政の資料で明らかです。
また昨今の企業による解雇などにより職を失い
就職が困難と言う現在の経済状況にその原因があることも事実です。
この方々を、非難の目で見るのでは自立助長の支援はできません。
厚生委員会には、
生活保護基準の引き下げをしないように国に意見書を提出してほしいとの請願が付託されています。
こうした問題にも関連のある、有意義な視察だったと思います。
24日は、名古屋市の社会福祉法人名古屋厚生会のとりくみ
25日は、静岡県掛川市の障害児放課後デイサービス事業のとりくみ でした。
24日の、名古屋厚生会は、
母子生活支援施設名古屋厚生館愛のホーム
生活保護授産施設クリーニングセンターが中心でした。
福田が大学のオンデマンド授業で施設長の講義を受講し、
ぜひ施設を見せていただき、話を聞いたら…と提案したからです。
直接施設に伺い、理事長初め両施設長から話を聞かせていただきました。
名古屋厚生会の歴史は古く、その前身は大正3年からの夜学開設に始まる。
1943年には乳児保育、授産事業、
1946年、生活保護法の母子寮、授産所を愛知県から委託を受け開始
1970年から譲渡を受け、授産所をクリーニングセンターに改称
白洋舎名古屋支店と委託契約、クリーニングと加工を受託
母子生活支援施設(2施設)と共に、
障害者の就労継続支援B型(セルプ)
同じく障害者の生活介護事業(ワークス)を運営しています。
また保育所2か所、学童クラブも運営しています。
母子寮愛のホーム(定員40世帯)は、同じ敷地に保育園もあり、
利用者は、隣接したクリーニング工場で働きながら子育てをし、
施設の職員の援助を受けて自立への準備をします。
勤務時間は8時から18時まで2交代です。
利用者は配偶者のいない女子、またはこれに準ずる者で
近年は外国籍の人も増えているそうです。
クリーニングセンターの作業収入は、白洋舎等の受託部門も含め
H23年度 1億1427万2538円
入所期間の2~3年の間に
アパートを借りて生活できる
つまり自立して生活できる資金も貯め、公営アパートに入居し
自分で仕事をさがし、生活保護から卒業して
一人で子育てをする力をめざします。
クリーニングとプレスなどの作業を見学させていただきましたが
テキパキと、仕上げの質も企業の要求に応える技術でとりくんでいました。
就労継続支援B型:セルプ は
クリーニング、布製品のリサイクル品(ウエス)、またお風呂に浮かべる『アカパックン』も作っていました。
定員20名で就労率は95.9%。
H23年度の事業収入は2922万5985円
一人当たりの平均工賃は 月42,208円
アカパックンは巷では結構知られているようで
お土産にしたら、娘たちも知っていました。
(写真はアカパックン)
障害者福祉サービス(生活介護事業):ワークス は
18歳以上の知的障害者が、
ペンケースや小型ポーチなどの縫製品作成、下請加工、印刷などの事業を行い
H23年度の収入は 1450万4241円
私は、当日ペンケースを持たずにバッグの中にペンを差し込んでいただけだったので1つ購入させていただきました。
厚生労働省は、生活保護からの脱却を強力に推し進めるため
自立支援事業を自治体に押し付けていますが、
東村山市などのように、職員を削減し、
生活保護受給者の自立助長を援助するケースワーカーの数を
120人に一人の配置のままでは
就労の自立支援さえ十分行われることはできません。
ましてや自立支援事業が取り組むべきものとしている
日常生活の自立(金銭管理など)
社会的自立(地域の中で近所の人々との交流など)
などの支援にとりくむ時間的余裕もありません。
生活保護の受給者は、その個人のせいで需給せざるを得ない状況に追い込まれたのではなく、
多くの人が、高齢者で需給年金が低いことや病気のために年金の負担能力を超える医療費負担などを理由の需給が多いことも、行政の資料で明らかです。
また昨今の企業による解雇などにより職を失い
就職が困難と言う現在の経済状況にその原因があることも事実です。
この方々を、非難の目で見るのでは自立助長の支援はできません。
厚生委員会には、
生活保護基準の引き下げをしないように国に意見書を提出してほしいとの請願が付託されています。
こうした問題にも関連のある、有意義な視察だったと思います。