精神障碍者と福祉実践Ⅱ スクーリング終わり

2014-08-03 20:47:39 | 勉強
昨日と今日
日本福祉大学通信教育部スクーリング
精神障碍者と福祉実践Ⅱを受講するべく
名古屋に来ています。

今日修了試験が終わりました。

講義は日本福祉大学の青木聖久教授と
ゲスト講師
本村裕子(成人発達障碍当事者/社会福祉法人永寿の里彩羽・準看護師)
岩田圭司(統合失調症当事者/ゆったり工房通所者ピアスタッフ)
内藤千昭(精神保健福祉士・精神科クリニック勤務)
のお三方

講義は
多様な精神障碍として
アルコール依存症、認知症、高次機能障碍、発達障碍
メンタルヘルス、うつ病、自殺問題などの特徴を学び

多様な精神障碍の支援の在り方の基本的考えと共に
障害年金に着目した生活支援構築の重要性を学んだ

また、ゲスト講師は
38歳にして発達障害だと診断された元村さん
子どものころから違和感を感じていたそうだ
球技が苦手 集団リンチにもあった
でも 成績は常に5本の指に入ったそう
でも 母親は褒めてくれなかったそうです。

今 郵便物を見るのが苦手
国保の督促状を横に置くこと数か月
次々に督促され、悪質否納税者と思われ貯金が差し押さえにあった警官も

結婚しいろいろあるが
子ども4人のうち3人が発達障害の診断
子育てもいろいろな支援を受けてしているそうで
等身大の自分で生きている
発達障害と診断されて問題の根源がわかってよかったとおっしゃる。

岩田さんは
京都の有名私立大学で4年生の時
卒論、就職活動をし決定した時期に統合失調症を発症

精神科病院に入院するなどの様々な体験を経て
今は ゆったり工房の非常勤職員として活動し
トータスゆったりの責任者に

支えてくれた家族に一人お父様が亡くなり
今はお母様とくらしておられるとか

自分らしく生きることを目指しているそうです。

ご自分の障碍を受容し 困難がありながらも
前向きに生きる姿に 勇気を得ました。

精神福祉士のやらなければならないこと
さまざまな精神障碍への理解を広げること
支援体制をさらに充実させることが必要だと思いました。

まだまだ伝えきれないことたくさんあり
自分の理解の不足していることたくさんあると思いますが
少なくとも 障碍のある人々の 自分らしく生きる権利を保障するための国民のコンセンサスの構築
普通に地域で暮すとができるまちづくりと支援の充実
の重要性を学んだ2日間でした。