2015年度予算委員会から=なぜ大型道路優先に反対するか

2015-04-04 12:19:38 | 東村山市の政治、議会
今日は 最近、
なぜ共産党は大型道路建設をダメだというのか
という質問を受けたので
土木費の質疑から・・・

私が議員になった20年前
久米川駅北口からロンドの前を通る
3.4.26号線

地権者の協力を得られず、工事着工もままならず
先行取得した土地が生かされず行き止まりとなっていました。

その後、地権者を追い立てるかのように
工事が着工され
築造工事によって
売却を拒否していおられた地権者の土地を
両側から挟んで道路ができました。

その後地権者が亡くなってあの道路が完成したのです。
しかし、本当はまだ完成ではありません。
3.4.26号線は事実上は行き止まりです。
しかし、3.4.5号線を作り恩多街道につなぐことによって
かろうじて行き止まりが解消されていることになっています。

また東村山駅東口からスポーツセンターに伸びている
3・4・27号線
これも20年前行き止まりになっていました。

今回改めて3・4・27号線について質してみましたが
着工されたのが1973(S48)年
東口からスポーツセンタまで
延長1270m
総事業費 107億2千万円

スポーツセンターから先は
2015年度完成するのですが
その730mの費用は
予算ベースで
41億1337万7千円です。

43年間かけて
2000m

決算で107億円
予算で 41億
合わせて およそ148億円
(もちろん2015年度の決算が出なければ確定金額はわかりませんが)
 しかも 3.4.27号線は本当の終点は秋津駅なので
まだまだ完成はしません。

このように都市計画道路の建設は
長い時間と莫大な費用がかかります。
本当に必要な路線は何か

市民と共に考えるべきではないかと思うので
今のやり方に反対なのです。

2015年度予算の土木費に占める
大型道路建設の街路事業費は
49.5%です。
また3.4.27号線と3.4.5号線を合わせた予算は
土木費の31.7%を占めています。

このお金があれば
私有道路の整備も市道の整備も
市民の不満を少なくすることができたと
思うのです。

市長は 今後も都市計画道路の建設を優先したいと言っていますが
今後本当にそんなに道路がいるの?

消防車の入らない生活道路は放置していていいの?
災害が起きたら
狭い生活道路はどうなるの?
これは放置するの?
そんなことして良い訳がないよね

生活道路の安全性を高めるのが最優先でしょ!
と思うから
大型道路優先はもうやめたら
と考えるのです。

市長が災害対策のために大型道路を作るというのならです。

お金の使い方の優先度が違うのです。