部活の顧問が暴言を吐くー親は ❝見守って❞いてはいけない

2015-05-25 10:03:24 | 教育
今日25日付の東京新聞に
11日付で紹介された
娘さんの部活の顧問が「言ったこともできないからバカだ」などと暴言をはき
娘さんがやる気をなくしている
との相談に対し
読者から寄せられた意見が集約して掲載されている。

7割が学校に意見をすべきと表明していたそうだ
健全な反応で安心したが
中には、
親が朝練をやめるよう学校に意見を言った結果朝練が中止になり、熱心に取り組みたい子が犠牲になった経験から
親は見守った方がよい
とか
娘さんの言葉をうのみにせず、顧問と生徒の関係をなど観察して判断すべき
などの声もあったようである。

記事の初めに高校教諭の方が書いておられるように
事は、
その娘さんの人格と尊厳が侵されたということであり
決して軽微な問題ではない

以前にもこのブログで
東村山市の体罰の問題について書いたが

部活の場での体罰・暴言を
親は「強くなるため、試合に勝つためだから仕方ない」と
容易に容認してしまう
逆に、それがよい顧問だと思う保護者もいる

親であっても
自分の子どもに「お前はバカだ」などといい続ければ虐待になる

ましてや 教育者である部活の顧問が
暴言を吐いてよいわけがない
その顧問は教育者として
子ども観 が間違っていると考えた方がよい

親は
絶対に『見守って』いてはいけない
我が子の人格を傷つける行為はやめるよう学校に問題提起すべきである。
親だからこそ
我が子の人権を守るために必死になってほしい

体罰や暴言は
受けた子どもだけでなく
周りで見聞きした子どもたちをも傷つける
同時にそれは
人権を教えるべき教育の現場で、
他人を貶めてよいのだという感覚が伝えられるということである

こうした問題が起こった時は
重大事態だと考えて一刻も早く行動してほしい
我が子の命を守るために!

仲間に対する体罰をやめさせられないと悩み
自責の念に駆られ自殺した高校生がいたことを
忘れないで!!