染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

納豆の消える日

2010年04月08日 | 店主の一日
僕が出張にいったりしているうちに十日町で衝撃的な事が起こっていました。
十日町で唯一作られていた食品メーカーの納豆が製造中止になっていました!!!

「文化納豆」は僕が子供の頃からそのパッケージも変わらず、妙に薬臭いような付属のタレもなく、いつも行儀良くスーパーの冷蔵ケースに並んでいました。創業以来、「文化納豆」のブランドで作っていた様です。
僕が小学生の頃、大手のメーカー品、とりわけ「ひきわり納豆」や「小粒納豆」が増え、母親の買ってくる納豆もいつの間にかひきわりになっていました。柔かい、あるいは小粒で食べやすいとの事でしたが、どうも僕は小粒やひきわりには馴染めず、東京、京都と住む間も大粒の納豆を好んで食べていました。
最近でも僕はスーパーに行くと文化納豆を買っていました。大粒でふっくらとした文化納豆は、ひきわりにはない噛みごたえや味わいがあります。いつも文化納豆なので、その会社がひきわりや小粒を作っていたかについてはついぞ興味がなかったので、どういった競争に敗れたのかを知る由もありません。いずれにせよ、唯一の十日町製の納豆がなくなるのは残念です。
最近は何かと大振りのモノは不振で、食べやすいとか、小分けなんかが流行りで、その傾向に抗いきれなかったのかも知れませんが。大量供給、大量消費が主流になる中で地道にコツコツ作られていた者が続ける事ができなくなってしまう現状は残念でなりません。
残念ながら現物がないので、WEB上に落ちていた納豆の画像を貼っておきます。
コメント (2)
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