染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

宇宙にいる山崎さんと大遣唐使展

2010年04月14日 | 店主の一日
スペースシャトルも発射をしてしまうとちょっとニュースの扱いが小さくなります。それでも山崎さんは日々、宇宙で様々な実験しています。
先日、奈良に行った時に国立博物館で開催していた「大遣唐使展」を見ました。
僕は全くもって歴史に弱いので、小野妹子の遣隋使に始まり、その後の唐代迄、中国の技術や仏教の輸入のために行われた程度のことしか憶えていません。
船の航行は潮や風の他に人力で漕ぐ事も多かったようで、船員の多くは漕ぎ手だったように書いてありました。地図でみるとちょっとの距離ですが、外海で船を手で漕ぐなんて気が遠くなるような話です。
遣唐使の航路図を見ながら、「唐への船に乗る大使達は、今の宇宙飛行士くらいの勢いなのかなあ」とか思ってみます。でも実際に年表を見ると、唐を無事に往復できる確立は随分と低く、今日、宇宙に行ってくることの方がかなり安全に思えるほどです。そうなると今の私たちには遣唐使ほどの危険性をもって行うことなど存在しないのかもしれません。

宇宙での研究はタネを植えて植物を育てたりと地上であれば日常に行われていることなので、ふ~~んと軽く唸ってみますが、唐に渡った大使達も長安で教典や本、工芸品の買い物に奔走したらしく、大きなリスクをもって先進地に行く人も、そこでは案外と我々の日常に近い事をしているみたいで可笑しくなります。
「死んでもいい」ってのはあまりまともな使い方ではないですが、僕も(比喩的にいえば)宇宙に行けたら死んでもいいかなと思っている一人です。
古く唐に渡った人たちは、長安の空の彼方に光る星の向こうにどんな世界があると思って眺めていたのでしょうか。
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今頃の十日町

2010年04月14日 | 店主の一日
都内は多分、桜も終わった頃かと思います。十日町は今、梅が満開です。
尤も梅の畑があるわけでもないので、人家の裏庭にある梅の木が見頃です。
写真は会社の行き来に通る道にある梅の木。歩いているととてもいい香りがします。
昔、敷地に大きな梅の木があったのですが、地震の時の大雪で折れてしまい、そのまま枯れてしまいました。
大きな実をつけた木でしたので、今、思ってもとても残念です。
梅は群れてよし、一輪でよし。大きな木でも鉢でも存在感があります。
今日は三月中頃の気温らしく、朝はなんだかみぞれ混じりになりそうな寒さでした。
桜はもう少し先でしょう。
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