きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

腰紐は命綱④

2017-10-17 22:56:51 | 衣裳方

衿先がズレないように慎重に…
腰紐を締める事に熟練している方は、紐を身体に巻く時に、衿先がズレないように気をつけます。
これもちょっとしたコツです。(左手の指をどう使うか工夫します。)

一般の着付けで、後ろの腰紐の下に両方の親指を入れてシワを取ろうとされる方もいらっしゃいますが、重い衣裳の場合は前が崩れてしまいます。
二人着付けで、腰紐を締める前に、後の相方があらかじめシワを取るようにすると万全です。



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向島で、二ヶ所の芸者さんが、着付けで交流!

2017-10-17 20:40:10 | 舞踊と振袖の着付け

木更津の芸者、若葉さん➠舞妓さんにあこがれて…
今日は、東京都・向島の料亭「入舟」さんに、千葉県・木更津の芸者・若葉さんが、お稽古の見学にみえました。
若葉さんは、小さな頃から舞妓さんに憧れていました。
しかし、ご両親の反対にあって断念。
でもやっぱり諦めきれず、木更津で芸者さんになったそうです。
「木更津は、こういう日本の文化的なことを残そうと、バックアップしてくださる組織があって心強いです。」とおっしゃってました。

裾引きに感動/着付け通じて若い芸者さんたちの交流が…
今日は、裾引きの着付けをするところを初めて見て感激されていました。
来月も、ご一緒にお稽古をする約束をして、嬉しそうでした。
向島の芸者・千花さんは「遠い所をおいで頂いてありがとうございました。」と向島名物のお土産を渡して交流を深めていました。
若い芸者さんたちの輪が広がっていくといいですね。

おけいこは始まったばかり。
私たちはこれからも、着付けの指導でお役に立ちたいと考えています。


上の写真/左から、千花さん、貴船さん、若葉さん。(美奈代さんはお休みでした)


木更津の芸者、若葉さんの記事➠ 東京新聞  朝日新聞

                                                                         

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腰紐は命綱③

2017-10-17 06:06:01 | 衣裳方

取れる位置に腰紐を!
腰紐の材質については前号で書きました。
まず腰紐の長さですが、手持ちの腰紐は、L寸をお勧めします。
体格のふくよかな方の場合に、寸法が足りない場合が出てくるからです。

いよいよ着せ付けの準備です。
仕事は段取りが大切ですが、腰紐も同じです。
私たちは写真のように、腰紐を二つに折り、中心の環を引き出せるように準備します。
手に取ってから中心を持ち直すことは、時間のロスです。

この腰紐を、利き腕の側の取りやすい位置に置いておきます。


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